特に大手チェーン薬局に就職した新人薬剤師に多い悩みなのですが「配属先の薬局の環境が合わないのでつらくて辞めたい」という状況が発生します。
解決策として挙げられるのは以下。
- 上司と話し合いの場を持つ
- 先輩薬剤師に相談する
- 異動希望を出す
- 転職する
上司や先輩薬剤師に相談しても何も解決しない場合が多いので、出来れば異動希望を出して叶えてもらうのが一番でしょう。だた、異動出来るまでに1年以上掛かるケースがほとんどです。
自分自身の将来のために早めに行動したいというのであれば転職が一番ですが、1年目の薬剤師だと「第二新卒扱い」で就活できる事が大切になってきます。
そのため「ファルマスタッフ」や新卒求人にも強い「薬キャリエージェント」を利用するのがお勧めです。
新人薬剤師なら転職が一番手っ取り早く悩みを解決出来ますが、我慢すれば働けるくらいの薬剤師もいると思うので、配属先が合わなかった時の対処法を解説していきます。
配属先薬局が合わない事を上司に相談
この場合の上司とは、調剤薬局でいえばエリアマネージャーのようなポジションに居る人を指します。
新人薬剤師だと会社組織がどうなってるか分からないケースも多いため、薬局長などに相談してしまう人もいますが、意味がありません。異動などの権限を持たないためです。
薬局のエリマネであればそのエリア全体の人員を管理しているため異動希望も通りやすくなります。
しかし私自身も同じエリマネという立場だから分かりますが、基本は異動して不満を解消させるという事は最終手段で、まずはなんとかして今の職場で働いてもらうよう説得です。
いくら新卒だって薬剤師を異動させるとなると、玉突きで他の異動先の薬剤師を異動させなくてはならないため、結構難しいハナシなのです。
つまり、まずは話せればOK、あなた自身の悩みを聞いてもらってすっきりしたいな、位の温度感であれば相談する意味も大きくなるかもしれませんね。
大した解決にはならない可能性が高いでしょう。
先輩薬剤師に相談する
これも割と意味がない事のひとつで、あなたが「話を聞いて貰えればすっきりして満足」という状況ならば良い選択肢です。とは言え愚痴を話せる人がいるのは大切な事ですけどね。
仮にあなたが二年目、三年目薬剤師として、新人薬剤師から「配属先が合わなくて辞めたい」と相談されたらどうでしょうか？
せいぜい大変だねつらいねと話を傾聴くらいは出来るかもしれませんが、それ以上何もできないはずです。具体的に出来る事と言えば、それをまた他の上司に「こういう事がありました」と伝えるくらいでしょうか。
同じ境遇で働いた事がある先輩薬剤師であれば、体験談を教えてくれるでしょう。こうして乗り切ったとか。
ただ環境が違うのでなかなか同じ状況とは言えないのも事実ですよね。
ですから繰り返しになりますが、先輩薬剤師に相談するメリットとしては、今の配属先薬局に相談できるような人がいない場合が多いでしょうから、愚痴を聞いてくれてすっきり解消できるかなという感じになります。
あなた自身のストレスがそんな物ではない状態ならば、早く異動希望だすか、転職してしまった方がよほど解決の近道になる可能性が高いです。
他の薬局への異動希望を出す
配属先の薬局が合わない＆転職したくないならば、異動希望を出すしか方法はありません。
大手チェーンほど薬局間での異動は活発ですから、いつかは異動希望は叶えられる可能性はとても高いです。
と言っても、やはり異動出来るまでには1年ほど掛かることも普通です。
なぜなら薬剤師が異動するとなると、異動先の薬剤師を他の薬局に異動させてなくてはなりませんからね。今度はその薬剤師からも不満が出るので、簡単な事ではありません！
あなたが会社から大して期待されない薬剤師であるならば、「異動を調整する」という形で出来るだけ長く今の薬局に留めさせて、辞めてしまったなら仕方ないかな、、、というレベルの対応にもなります（※いつか異動を諦めてくれると期待）。
薬局の店舗異動はすぐ出来ないので転職する
店舗異動は希望を出してもすぐ出来ないものですので、今の環境次第では転職も視野にいれる必要があります。
- 同僚・上司と働くストレスが強い
- 仕事内容が面白くない
- 自分に合っていない環境だ
- このまま1年働くのは耐えられない
薬剤師としてそれなりに希望を持って働き始めたはずなのに、単純に配属ガチャによってしんどい環境で働くのは人生もったいなさすぎます。
これが30代、40代薬剤師であれば簡単に転職という選択はしないかもしれませんが、社会人として貴重な20代を無為に過ごしてしまうのはもったいなさ過ぎますよね。
もったいない、、というかストレスフルで働いているなら、そこまで我慢して働かなくてもいいと言うのは間違いありません。
出来ればそれなりに仕事も楽しくやって、休日も楽しく過ごしたいですよね。休み明けの仕事が苦痛、なんていうのでは何のために働いているか分かりません。
幸い調剤薬局やドラッグストアはいくらでも店舗・会社がありますし、やりなおしはいくらでもききます。
悩んでいるくらいなら、新しいスタートを切るのが、これからの社会人人生を豊かなものにしてくれるために大切な事になるはずですね。
「ファルマスタッフ」「薬キャリエージェント」のキャリアアドバイザーに、希望条件に合った求人を紹介してもらいましょう。その上でやっぱり今の職場で働こうかな、という選択肢も持つ事が大切かもしれませんね。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
今のまま5年、10年働けますか？漠然と不安を抱えたままの人生なんて嫌ですよね。
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