ここ数年でいっきに派遣薬剤師が厳しい状況になってしまったみたいで、いっきにやる人が減ってしまいました。なにが起きるか分からないもんですね。
薬局薬剤師って正社員がいて、パートさんがいて。でもどうしても一時的な穴埋めに派遣薬剤師は必要な存在。産休などの穴埋めという側面では、薬剤師は女性が多い職種ですし、これからもなくなることはないでしょう。
やっぱりね、いくら正社員募集しても採用出来ないときは出来ないんですよ、薬剤師。お金つまないと(笑)派遣薬剤師は必要です。
しかし一方で、全体的に見た場合、やはり派遣薬剤師が厳しい環境になるだろう事はいくつかの理由から容易に想像がつきます。
派遣薬剤師が厳しくなる理由とは?
派遣薬剤師が将来厳しい理由は、複数の要因が絡み合っています。なかなか簡単にはおすすめ出来ない状況はこらから先も続いていくでしょう。
派遣薬剤師は時給がいいからおすすめだよ!なんていう時代はもう来ないはずです。基本的には厳しいのです。
医療制度の変化が向かい風に
医療制度が変化することによって、派遣薬剤師に対する需要が減少する可能性があります。数年以内にっていう事はありませんが、10年後には大きく変わっているはずです。
たとえば、オンライン診療が普及することで、患者さんが病院やクリニックに行く必要が減り、薬局に来る人数も減ることが考えられます。薬局を介さないクリニックも結構ありますからね。Amazonとかも脅威ですし。
また、在宅医療の拡大により、薬剤師が患者さんの自宅を訪問して在宅業務を行うケースもまだ数年に渡り増え続ける可能性が高いですが、それでも派遣薬剤師の需要が増えるとは限りません。
むしろそうした業務が増える事により、より正社員重視という流れは出来てくるかもしれませんね。
薬剤師の求人数の減少
薬剤師の求人数が減少していることも、派遣薬剤師にとって厳しい状況をもたらしています。
これは、薬剤師の需要自体が減少していることが一因ですが、もう一つの要因として、薬剤師が正社員として採用されるケースが増えていることが挙げられます。
つまり、薬剤師が正社員として採用されることが増えた分、派遣薬剤師の需要が減少する可能性があるわけです。
「どうしても派遣薬剤師として働きたい!」という人じゃない限り、出来れば正社員として働く方がやはり収入面含めて安定的である傾向はますます強まっていくでしょう。
派遣薬剤師の雇用形態の問題
派遣薬剤師は、正社員と比較して、雇用形態が不安定であるという問題があります。派遣会社に登録している場合、常に次の仕事が確定しているわけではありません。
また、派遣先での待遇が悪い場合、すぐに別の派遣先に移ることができない場合もあります。そのため、正社員に比べて、経済的な安定が得られない場合があります。
もちろん、ファルマスタッフや薬キャリエージェントなど複数の派遣会社を利用するのも手段の1つですが、求人自体限られたパイですから、そこを奪い合うだけになりがちです。
派遣薬剤師として働く人気が落ちる
↓
正社員で働く薬剤師が増える
↓
派遣薬剤師の需要が減る
↓
待遇面が悪化
このスパイラルの中で、どうしても厳しい環境に向かってしまいますね。
薬剤師派遣会社の中間マージンが大きい
派遣薬剤師は、派遣会社を通して派遣されるため、その中間マージンが大きいという問題もあります。
派遣薬剤師の時給が3000円だとしたら、紹介会社に2000円とかです。
派遣薬剤師を一時的にでも利用する薬局側にとってはなかなかシビアなもの。
調剤薬局の経営環境が大きく上向けば話は変わりますが、調剤報酬の減少によりさらに厳しくなっていく可能性が高いです。
まとめ
派遣薬剤師として働くメリットは沢山ありますが、デメリットにもしっかり目を向けないと、30代、40代に掛けて雇用環境は非常に厳しくなってしまいます。
派遣薬剤師やろうか悩んでるくらいであれば、やらない事をおすすめします。
でも「若いうちに出来るだけ稼いで何か新しい事をやりたい!」そういう考えであれば、数年程度割り切っていっぱい働く事で、その後の人生を豊かに出来るはずです。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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