病院やクリニックでは事務長という肩書で働いている人がいるわけですが、これは医師が勤めているかどうかで、年収には大きな差がでますよね。
医師が兼ねる場合は少ないものの(正確なデータなどみあたらず)、やっぱり気になる年収。
そこで、病院で働く事務長の年収、そして医事課で働いているなら知っておきたい、お給料の部分について解説していきます。
この記事は医事課で年収アップさせたい人向けの記事です。
ただ「最近、病院勤務はちょっと待遇面でもきついな」と感じているなら、doda(大手サイト)であなたにマッチした求人を「試しに探してもらう」だけでも情報収集は将来考えると大切。
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→30代、40代までなら高待遇&働きやすい職場探しが出来る可能性がありますね。
医師以外の病院事務職に向けた内容です。もし医師として事務長、そうしたポストを狙って年収を上げたいのなら、以下の記事を参考にしてみてください。
病院事務長の年収(医師では無いケース)
基本的に医師が兼ねる場合は、「医師としての年収」がベースになってしまうので、除外。医師以外についてのデータです。
まず結論から言うと、病院事務長としての年収の平均のような正式なデータは存在しません。医師も交じってますからね・・。
ただ一点はっきりと分かる事は、求人サイトなどで年収から推測出来る事。
例えば以下です。
参考サイト:病院事務職の転職支援|m3.com
病院やクリニックの事務長と一言でいっても、300床以上の大きな病院であるとか、あるいは地域に根差した比較的小さい病院で大きく変わってきます。
すでに病院事務長として辣腕(らつわん)をふるってきたような人材であるならば、最低でも年収は1,000万円で求人があります。
逆に事務長としては未経験であっても、医事課長などとして経験豊富であれば、「ぜひ事務長として働いて欲しい」っていうような求人があるんです。
【上記サイト内の求人例】
・病院事務長:年収600万~(経験者なら1,000万~)
・病院医事課長:年収800万円~
・医事課主任:年収500万円~
ただし地域、つまり首都圏の方が年収が高くなる事には注意が必要です。たとえば病院の総務主任の年収などは地域によりけり。でも上記の表は目安ですよね。
医師であれば、地方の方が年収が高くなる傾向が強いものの、事務長という立場であるとどうしても地方の方が年収が低くなります。
そうは言っても高い年収が望めるのが、病院事務長という立場なんです。
病院事務長になれない?
病院の事務長になれば年収アップが望めるものの、これは「上に人つかえている」と、どうあがいても何年も待たなくちゃならなくなります。
これは決して出世競争などというものでは無く、割と年功序列という側面が強い、病院という環境ならではかもしれませんね。
いくら仕事ができても事務主任どまり、、という人は案外多いんです。
風通しがいい病院であれば、しっかりと実力のある人・仕事が出来る人は30代であっても事務長という立場となれるんですが、環境によっては難しい現実が存在していますね。
ちなみに私は薬局につとめているので病院の事務長にはしばしば挨拶に伺う事もあるんですが、割と大きな病院ですが30代の事務長です。(私より若い)
その病院、もちろん医事課には多くのスタッフがいるんですが、50代の年配を差し置いて事務長に抜擢されるような環境であれば、年収の大幅アップ、そしてその後の待遇も安心ですよね。
なにより事務長の場合は結構「定年」という区分から外れて長く働ける病院が多いのも事実。収入面でも大きなメリットがあると言えますよね。
事務長にならなくても年収アップは目指せる
人材の風通しが悪い病院であると、事務長を目指すどころか、なかなか仕事の役職のステップアップというのは難しいもの。年収だって上がりませんよね。
今の職場に不満があるならば、しっかりと転職も視野に入れてみる事が大切です。
といっても求人を探しても案外と出てこないのが、病院で働く医事課スタッフ共通の悩みどころ。正社員で募集してるのかすら、結構微妙です。パート雇用も多いですからね。
大切なのは先ほど参考サイトとした、病院事務職の転職支援(m3.com)のような、専門の求人紹介サービスです。
(ちなみに病院などの病院事務職に特化した支援会社は、ほとんど無いんです)
大切なのは転職ありきで考えるのではなく、まずは自分に合った、自分を求めている求人があるかどうか、相談してみる事。
「いつかは年収を上げたいな、事務長というポストにつきたいな。事務長ではなくても今の年収は低すぎかな・・」
そんな将来の不安があるなら、必ずこうした医療事務専門の転職エージェントにまず相談してみるだけでいいんです。
まとめ
病院事務長の年収は、地域や年齢で大きく差がでるものの、年収でいうといずれは1,000万円近くを目指せるポスト。
これはもちろん大きな病院での話ですが、しっかり病院事務職としてステップアップしていくためには、様々な求人にしっかり目を通してみる事が大切ですね。