薬剤師会について私があれこれ述べるのもおこがましく、また薬剤師連盟を抜きにして語る事もできませんが、少しコラム的に書いてみようと思います。
やや政治的な話にもなりがちな部分ですが、「政治と宗教と野球の話は職場ではするな」の教えどおり、客観的な記述に留めます。
ただし、2019年は「統一地方選挙」「参議院議員選挙」があるので、必ず投票に行きましょう。
今の若い方は教えられて無いかもしれませんが、「政治・宗教・野球」の話はあまり職場などで話さないよう、かつて教えられたものです。
今はそういう発言をする事すら、センシティブな感じですが、軽く覚えておきましょう。ブログだから書けますけどね。
私は野球めちゃくちゃ大好きですが、年配の方から「野球どこファン?」と聞かれたら、ひとまず明言は避けます。
見えづらい薬剤師会の活動
地域により相当の温度差があるのが薬剤師会の活動です。活発な地域もあれば、そうでない所もあるという事ですね。
ですから、もしあなたが活動を大して行ってない地域で働いているのなら、何をしてるか知らないのも自然な事です。
活動してても伝わらない薬剤師会の仕事
「薬剤師会って何してるか分からない」そう捉えらる場合が残念ながら多いのが現状であって、それはチェーン薬局が増えてよりその傾向が強まっています。
これは活動が活発な地域でもそうで、チェーン薬局に所属しているとほぼ全薬剤師、無頓着です。せいぜい正規会員の管理薬剤師が、辛うじて理解してる程度でしょうか。
やっぱり個人経営の薬局を中心に回っているという感がぬぐえないのが現状です。
「薬剤師会として」私の名前が含まれた形で、日本薬剤師会学術大会で発表などしても、まぁ誰も気づきません。そんなもんです。
薬剤師会の役割例
幾つかの例をあげ、薬剤師会が何を行っているかについてご紹介します。ただ繰り返しますが、地域によって温度差が大きい事は注意が必要です。
ちなみに東京都薬剤師会のホームページを見ても、いまいち何をしてるか分かりませんでした。ちょっと勿体ないですね。
薬剤師会の果たしている役割はとても多岐に渡るのですが、一例として、以下のようなものがあげられます。
- 会営薬局の運営(営利上、企業参入出来ない休日夜間対応の所も多い)
- 地域住民への健康・薬の啓蒙活動
- 主催の講習会への参加
- 薬学部実習生の受け入れ調整
- 医薬品管理センターなどでの薬の分譲
などなど、他にもたくさんありますが、ひとまず一例です。
なぜ薬剤師会の活動が伝わらないか
伝える事と、伝わる事は別です。
毎月薬局に届く、日本薬剤師会の会報も、私自身まぁ大して見てません。それなりに薬剤師会の活動をしてると思ってる私ですら、そんな感じです。
いくら伝えようとしても、伝わらない事は多い。
薬剤師会の活動は、本質的に伝わりづらい部分がある、そう思っています。
それはなぜかと言うと、役割自体が何かをしてくれるという性質のモノでは無く、主体的に活動する事こそ大事だからです。(※あくまで個人的な見解です)
会費の高さも課題
もう10年以上前に、大手チェーン薬局が薬剤師会を脱退するという形を取りました。
経費削減のため、そういった形を取らざるを得なくなる薬局も、増えるのではないでしょうか。会費と活動のバランスは難しい所です。
今後の薬剤師会の課題とゆくえは
「薬剤師会」とざっくり書いてきましたが、割と面倒な話がありまして、病院勤務の薬剤師と本来は切り分ける必要があります。
主に薬局勤務→日本薬剤師会
主に病院勤務→日本病院薬剤師会(日病薬)
日本薬剤師会の会員は約10万人。
ただし、日病薬会員は、基本的に日本薬剤師会の会員です。しかし別団体である事には変わりなく、日病薬は約42,000名の会員数を誇ります。
そして薬局・病院ともに、これがさらに地域の薬剤師会に分化し活動を行っています。
もうちょっとまとまった方が良いかも
同じ薬剤師の職能団体として、一枚岩になっているとは言い難いのが今の状況です。ただ、こういう動きも進みつつあります。
近年薬薬連携の必要性が叫ばれるようになり。地方薬剤師会と地方病院薬剤師会の間で組織統合する動きが出ている。2010年に京都府薬剤師会と京都府病院薬剤師会を統合し新しく京都府薬剤師会に組織が改編された
(Wikipedia:日本病院薬剤師会より引用)
組織が複雑、よく分からない、過去の歴史、肩書のある人が多い、などなどいくつもの“組織としての事情”で「薬剤師」として一体化できていません。
こういう課題、恐らく殆どの薬剤師が「くだらない」「どうでもいい」と感じるでしょう。そして悲しい事に、そうした感覚を私自身、とても良く理解できます。
こういったところに、薬剤師連盟へとつながる政治力の弱さが潜んでいるのかもしれません。

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