薬剤師と就職・転職活動

調剤未経験薬剤師の転職・就職活動について解説!【薬局&ドラッグストア】

あなたが薬学部を卒業して企業に就職し、その後退職。調剤未経験なものの、安定した年収、高い時給で働ける「薬剤師」という資格を生かして転職を考えている。

そして新たな就職先として、調剤薬局やドラッグストアへ、正社員あるいはパートとして、調剤未経験薬剤師として転職する事の状況、そして待遇(給与)について、今の状況をお伝えしますね。

最大手の、マイナビ薬剤師のホームページを参照してみてください。社員・パートとも、多くの求人が出ている事が、よく分かるはず。

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なお、この記事を書いているのは2019年9月です。

調剤未経験薬剤師の転職・就職状況について

調剤未経験で転職・就職活動をするという場合、あなたが企業を退職するに至った理由としては、私の採用担当の経験上、おおむね下記の通りの場合がほとんどです。

  1. 企業に就職したが結婚・子育てを機に退職した
  2. 企業の事情により、早期退職した
  3. 体調面の事情により少しお休みしていた

ほとんどの方がこれに当てはまります。もっとも別の理由の方がいても、それはこの記事の内容とは、あまり関係はないです。

ただ①と②では就職背景に大きな違いがありまして、①については子育てがひと段落した女性、②については、場合によっては50代以上の男性というパターンが多い印象です。

さて、下記twitterでの、私の引用ツイートです。


ここでは薬局業界の採用の厳しさもあり、少し妬みの入った?表現になっていますが、薬剤師の需給状況については端的に表現すると

薬局・ドラッグストアでは圧倒的に薬剤師不足の状況が続いている

という事になります。

ちなみに補足ですが、別にこれは薬剤師不足が顕著な地方での話しではなく、薬剤師が多く集まる東京23区での状況です。地方であれば、薬剤師不足の深刻度がより増す事は、言うまでも無いですね。

薬剤師不足状況が継続中

「薬剤師が過剰になる、過剰になる」と言われて20年以上は経ちますが、都内でもこんな状況が続いているんです。

なぜこのような状況になっているかと言うと、おおむね下記に集約されます。

  • 調剤併設ドラッグストアの増加
  • 薬局数の増加(いまだに増加傾向です)
  • 薬剤師の離職率の高さ

離職率の高さについては、先ほど述べたように、女性のライフイベントが関係してくる場合が多くこれは今後も続くでしょうし、いずれにしても薬剤師不足の状況は続いていて、なかなか改善する向きはありませんね。

この記事を書いているのは2019年6月ですが、この傾向はまだ数年は続きそうです。採用の身としては、状況が好転せずに困っている、そんな状況です。

なお、以下待遇(給与)について記載しますが、ドラッグストアも調剤併設が増えているので、純粋にOTC販売のみで就職先を探すとなると、少し給与面は厳しめになる可能性がある事は踏まえてください。

調剤未経験薬剤師の待遇は?(正社員&パート)

ツイートにあるように、50代男性調剤未経験でも、東京都内で年収600万を提示してくる薬局・ドラッグストアがあるのが今の状況です。

もっとも、年収600万に見合う働きを調剤未経験で期待されるのは、少々つらい気もしますが、生活がありますから、決して今の状況で自分自身を安売りする必要はありません。

あなたの価値はあなた自身が決める事ではなく、需給関係によって成り立つ事だからです。

正社員薬剤師の待遇について

薬剤師の転職サイト経由であれば、年収交渉は担当者がしてくれます。

あなたが転職し、契約した年収の一定の割合(10~30%程度)がその薬剤師転職サイトの利益になりますから、できるだけ年収は高いところを探してきてくれるはずです。

もっとも年収は高ければ高い方がいいものの、年収よりもその他の条件(休日や福利厚生)を考慮して就職活動を行うことは、とっても大切です。

例えば、企業に属していて確定拠出年金を利用していたのであれば、それを引き継げるのは必然的に大手のチェーンに限られてきます。(個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」を利用すれば、上限は下がりますが、その問題も一定程度クリアできます)

大手チェーン調剤薬局では新卒薬剤師年収が420万円~という状況ですので、「未経験なのでその年収でいい」というのであれば全く問題ありません。

ただし、はじめの年収が低い場合、3年、4年経って調剤経験が身についてきても、年収はほとんど上がっていないという状況にもなりますから、“入口の年収”はあまり極端に低くあなた自身で設定しない方がいいです

ただ年収重視であれば、給与体系が良くも悪くもしっかりした大手チェーンよりは、中小のチェーンを選択するほうが、いいかもしれませんね。

年収目安:420~500万円以上(2019年はこれぐらいが最低ラインでいけます)

パート薬剤師の待遇について

こちらも正社員と同じく、転職サイトを利用すれば、時給交渉は担当者がしてくれます。

正社員の場合と同じく、年収換算で転職サイトの利益に繋がりますので、交渉はしやすいですね。

時給目安:1,800円~2,200円(地方ではそれ以上も望めます)

上記はあくまでも目安であって、特にパート薬剤師の時給については、未経験というよりは、働く条件が大きく関係してきます

  • 週に何日働けるか
  • 土日は働けるか
  • 何時まで働けるか

「週に4日、土曜出勤OK、19時まで働けます」というような場合であれば、未経験であっても時給2,500円でも“ぜひうちの薬局にきてほしい”というケースが多いと思います。(多くのパートの方が16時までなどの契約のため)

ただ、こちらも正社員と同じく、就職時の時給を未経験だから低くてOKとしてしまうと、数年後には“経験豊かな時給の安い薬剤師”となってしまうので、やはりあなた自身で価値を低く見積もらない方が得策です。

調剤未経験薬剤師の転職状況まとめ

薬局・ドラッグストアにおける薬剤師不足は、都心、地方を問わず、継続中です。調剤未経験であっても、需要がたくさんあります。転職はしやすい状況が続いています。

小規模の薬局では薬剤師が確保できない理由により、薬局を大手チェーンに身売りするケースも相変わらず多いのが現状なほどです。

「未経験だから」とあなた自身の価値をあまり低く見積もらない事が大切で、薬剤師転職支援会社の担当者さんと、条件に合うよい求人を探してみてください。

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誰でも最初は未経験です。不安も最初のうちだけなので、よい就職活動をしてください。そして就職したら、たくさん勉強しましょう!

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