薬剤師で「パートから正社員になりたい」「派遣をやめて正社員に」そう考えている人が増えています。
その理由は人それぞれかもしれないけど、やっぱり雇用の安定という部分。この数年で、急に不安定になってしまいましたよね。
もう正社員になる!と決めているパート薬剤師なら、正社員求人に強い大手の求人サイトに登録して、転職先を紹介してもらえば簡単な話。
「今の薬局で正社員にさせれくれないかな」と思う人もいるかもしれませんが、かなり厳しいケースが多いです。そして正社員になることは5年後にはもっと厳しくなるはず。
パート薬剤師を辞めて正社員に、そう考えるなら、少しでも早めに転職活動をスタートした方がいいんです。薬剤師が余りはじめてからではアウトです。
参考:正社員求人の多い求人紹介会社
お伝えしたように、「転職」ではなく、雇用形態の変更が可能ならばそれに越したことはないんです。でも結構難しいケースが多いのが現状。
特に中小規模の調剤薬局の場合、「正社員」になると一気に人件費が膨らむ事もあって、経営面から厳しいですね。
たぶん今パートで働いている薬剤師って、もともとは正社員で働いていた人がほとんどだと思うんです。新卒で入社した職場は正社員のケースがおおいはず。
だから、パートから正社員になりたい薬剤師の場合、働く時間だけに注意すればいいので転職しやすいと言えます。希望の求人が見つかりやすいということですね。
なるべく早く、薬剤師はパートから正社員に変わった方がいい理由をお伝えしていきます。
パート薬剤師をやめて正社員になった方がいい理由
パート薬剤師は、これから先どんどん不安定な状況になっていきます。ひどいところだと、薬局の業績が悪くてクビになるパート薬剤師も増えました。
なぜパート薬剤師ばかりそうした事態に陥ってしまうかというと、働く際にきちんと契約書を交わしていなかったり、更新が1年ごとだったりするためです。
本来は1年のパート薬剤師更新でも、5年を超えると無期労働契約へと自動的に以降します。でもそのへんをきちんとしてない(知らない)経営者が多いのが現実です。
パート薬剤師を雇用の調整弁のように扱う調剤薬局・病院あり
これまでは薬剤師の一時的な不足については、派遣薬剤師を雇用するという形で対応してきたのが調剤薬局です。
特に繁忙期だけとか、忙しい時期だけヘルプで入ってもらうという形が多い。
しかし、派遣薬剤師に関わる費用を抑えるため、どんどん派遣薬剤師の需要は落ちてしまいました。今では、地方での募集が中心になっていますね。
その結果、パート薬剤師を中心に採用していた調剤薬局が増えましたが、だんだんとパート薬剤師すらも「仕事が暇なら解雇する」という状況も出てきてしまったのです。
本来はそんな簡単に解雇できる訳なんか無いんですが、薬剤師の場合はかなりすぐ他に就職先が見つかる事もあり、受け入れてしまったパート薬剤師も多いはずです。
確かに今はまだパート求人でも探せるのが薬剤師資格の強みかもしれませんが、5年後、10年後、そんな状況にはならないでしょう。
つまり、正社員として働かないと、薬剤師として働く事ができなくなってしまう可能性があるということです。
正社員になりたいパート薬剤師は早めに!
「その時がきたら正社員になればでいいのでは」と思うかもしれませんが、正社員を雇うなら出来るだけ若い薬剤師を採用するのが現状です。
経験よりも、若さなのです、残念ながら。
なんで?って思うかもしれませんが、あなたの職場で薬剤師を採用する場合、20代の薬剤師で経験2年くらいと、50代の薬剤師で経験十分、どちらを採用するでしょうか。
将来を考えると、20代の薬剤師を正社員で採用しますよね。普通はそうなんです。
そしてその流れは、この先もどんどん加速します。薬剤師の供給(新卒)が増え、薬局などの医療機関が減れば、若手薬剤師がどんどん転職市場に流れ込んでくるのです。
パート薬剤師で正社員になりたいと思っているなら、なるべく早めに、つまりあなたがなるべく年齢的に若いうちに、正社員になっておかないとダメという事ですね。
パート薬剤師から正社員薬剤師への道
いま働いている職場で、パート薬剤師から正社員登用は難しいケースが多いとお伝えしました。これは「会社側」からすれば合理性があって、正社員になるとどうしてもそれにともなって払うお金が増えてしまうからです。
パート時給2,000円でほぼフルに働くと、月収約30万円。12ヶ月で、360万円。
でも正社員となれば、年収360万円なんていう事はないですよね。地域にもよりますが、450万~550万円というところが、正社員薬剤師年収のボリュームラインです。地方ならもう50万円くらいは高いはず。
やっぱりね、働けるなら正社員で働いた方がいいんです。年収だけみても。
それに加えて、正社員だと雇用の安定性がグッと増します。よく「薬剤師もいつか淘汰されてしまう」なんて話を聞きますが、非正規雇用の立場が一番弱いです。
迷ってるくらいなら正社員求人を探そう
パート薬剤師という働き方もいい。でも、薬剤師として正社員で働いた方がいいかもと悩む。そんな人もいるかもしれません。
確かに、「今は」時間の融通も利くでしょうし、パートも悪くないとは思っているかもしれません。
でも同じ状況が5年後、10年後、続くと言えるでしょうか?結構厳しいと思います。パートのまま働き続けるのは、一種の賭けに近い部分もあるのです。
もちろんパート薬剤師がなくなる事はないでしょう。でもその時は、日曜出勤当たり前、19時まで出勤当たり前、そうしたパートじゃないと生き残っていられないかもしれません。
それならば今のうちから正社員薬剤師として安定した生活を送るほうが、大きな備えになるのです。
パートか、正社員になるか。悩んでるくらいなら、私は早く正社員として働くほうが何倍も安心出来ると思っています。今でさえ、クビになるパート薬剤師が出てきているのですから。
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2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
今のまま5年、10年働けますか?漠然と不安を抱えたままの人生なんて嫌ですよね。
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