履歴書を作成する際に、資格を記載する欄があるかと思います。私も立場上、たくさんの履歴書を見てきましたが、男女問わずもっとも多いのが、「普通自動車免許」です。
なんというか、ありきたりですよね。とは言え、少なくとも調剤薬局への転職においてはかなり有利です。
たまにですが、ペーパードライバーなのに履歴書に書いて来る方もいますが、「ペーパードライバー」である事はしっかり伝えてください。
薬局在宅業務ではもはや必須?の自動車免許
自動車免許のあるなし、これは大きな差として評価されます。イマドキの若いものは、自動車免許を持っていないケースが結構あります。
一番貴重な事は自動車の運転ができること
というのも、今は在宅や施設に力を入れている薬局が多く、そうすると必然的に車での移動が必要になってきます。
「いや、ペーパー免許だから、俺は自転車で頑張ろうかな」なんてのんきな事を言えません。
在宅・施設では、口から栄養を摂る事ができない方も多いので、経腸栄養剤を使用する機会がとても多いのです。
1箱5キロほどもある栄養剤を10箱自転車で運べるわけありません。車を使えないと業務にならない事もあるのです。
逆に在宅大変だからやりたくないよ~っていう方は、履歴書には自動車免許の記載はしておかない方がいいかもしれませんね。
嘘を書いたらいけませんが、黙っておく分には問題ないですからね。
やけに多い薬剤師のペーパードライバー
自動車免許を持ってるけど「ペーパーで運転できません」っていう人は、非常に多いです。面接すると、がっくりきます。
しかし考えてみたら当然で、新卒の薬剤師でも、基本的に大学1年の時に免許をとるとすれば、薬学部卒業までに5年間以上のブランクが空きます。
つまり大半がペーパードライバーで大学出てくる訳です。これは結構な問題、いや学生にとってはちと可哀相だなと思っています。
大学生だとすれば親元から通学していれば実家の車を運転する機会もあると思いますが、そうでない限り学生の一人暮らしでは車も買えないですよね。仕方ないと言えば仕方ないのです。
社会人になったら、薬剤師であればそこそこの給料をとるわけで、車を買う事を目標に貯蓄に励むのもいいと思います。(考えが古いかもしれませんね)
英語はあまり需要はない
履歴書で資格として何かしら記載(英検とか、漢検とか、○○3段とか)してくる方がいますが、ほぼ見ていないです。会話のとっかかりレベルですね。
英語についても、ネイティブレベル(そもそもそういう方は資格欄に記載しない傾向があります)ならともかく、日常会話レベルでは医療用語はなかなか難しいです。
説明に誤解が生じる可能性、つまりリスクがある事は覚えておいてください。英語を使用する場面が訪れるか否かは、勤める勤務地にも左右されますが、意外と少ないでしょう。
もう「薬剤師」という資格、これをもとに転職活動しているわけですから、これ以上もこれ以下も、無いのです。
しかし、「研修認定薬剤師」は書くべきです。これは転職に強い武器です。
これはeラーニング等で転職前に取得しておきたいところ。
むしろ、あまりレアな「○○専門薬剤師」ですと言われても、それが生かせない転職先であれば、全く意味のない事ですね。
自動車免許と研修認定薬剤師の2つ
付加価値のあるような資格として、普通自動車免許、研修認定薬剤師、この2つで十分。
研修認定薬剤師については、薬局へ転職されるのであれば、あらかじめ取得しておきたい所ですね。それ以外の方であれば気にしなくても大丈夫です。
補足:職務経歴書はしっかり書こう
私も薬局の採用担当として、転職の際の履歴書によく目を通しますが、薬剤師の方大半は適当過ぎると感じています。
引く手あまたなのは分かりますが、もし2人から1人を企業が選ばないといけない場合、まず何を参考にするかは明らかです。
1枚の履歴書だけでは無く、最低限、職務経歴書くらいは書きましょう。薬剤師は学生時代にアルバイトをしない方も多いし、社会常識がどこか欠けているのです。
人手不足でどんな薬剤師でも採用する時代、それはもう終わったのです。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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