薬剤師が転職をする「時期」っていうのは大事で、ボーナスをもらってから転職するというのはちょっと単純なんです。
決してダメ、っていうわけじゃない。
ただボーナスをもらって転職すれば損が少ない、そう考えているんであれば、それだけじゃないっていう事も少しこの記事を読んで、考えてもらえればなと思います。
ただまず前提として、いま働いていて本当にストレスで苦痛を感じている、そうであれば時期なんて関係は無し。
病院、薬局、ドラッグストア・・・、人間関係のストレスは多いものですからね。
我慢して働いて身体を壊してしまうのは一番勿体ないし、すでに少しそう感じてるのであれば「お金」という損得勘定で動くのは避けた方がいい。
ただそういうストレスが原因で転職を考えている薬剤師であっても、有給休暇は残っているはずだし、「退職日」には注意が必要。数日ずらすだけで、余計な負担を軽減させることもできるんです。
薬剤師の退職時期、2つに分けて説明していきます。
1点目が1年を通していつの時期がいいか。そして2点目は細かい日にちでの注意点。なるべく簡潔にまとめるので頭に入れておいて貰えればなと思います。
薬剤師は1年の中でどの時期に転職するのがいいの?
薬剤師が転職を考える際に一番気にかけたいのは、その時期が「薬剤師不足の時期」かどうか。これはかなり大切なんです。
もちろん、転職先が大手チェーンドラッグストアであるか、中小規模(10~30くらいのチェーン)の薬局なのか、個人経営の数店規模の薬局なのかでかなり違うんですが、一般論でのお話し。
まず、薬剤師の転職時期として一番いまいちなのが、3~5月あたりなんです。この時期っていうのは言うまでも無く、新人薬剤師が社会に出てくる時期。割と薬剤師が充足している時期ですよね。
ただ、あなたがまだ20代~30代前半くらいの薬剤師であればあまり気にする必要は無しです。
むしろ逆のパターンもあり、特に大手チェーンに勤めてる薬剤師なら関係なし。
新卒薬剤師の多くが大手チェーンに就職するため(まぁたいてい薬剤師採用ランキング上位ほど退職者多いんですが・・)、中小規模の薬局などはむしろ若手の人材採用が、一番!はかどらない時期。
既存の社員からは「薬剤師採用して!」という圧力が強いものの、新卒の採用なんてすごく難しい。慢性人手不足です(待遇は悪くないんですが、若い薬剤師ほど、イメージだけで避ける)。
大手の方が「教育がしっかりしてそう」という先入観があるんですが、すぐに「そうでもなかった・・」とは思ってる人多いですよね。
という訳で、年齢にもよるものの、大手チェーンに転職したいなっていう薬剤師なら、春先は避けた方がよいですね。
それ以外の時期であれば基本的には時期は関係なし。ボーナスをもらってから退職っていう選択でもOK。
ただし、、!!!
ボーナスをもらってから有給休暇を消化して、退職が2月くらいになる。そして3月から転職活動をするとなるときついので、注意が必要ですね。
という訳で、「少し先に転職したいけど・・どうしようかな」という場合は、最大手の会社に【相談】して状況確認をしてもらうのがベスト。
公式サイト:薬キャリエージェント
1年のうちのどの時期かっていうのもあるし、その年によって変わってきます。薬剤師国家試験の合格率とかでも、かなり影響しますしね。
このへんは自分ではどうしようない部分ですが、少しでも損の無いよう、求人傾向などのアドバイスを受けていく事が大切ですね。
月末に退職した方がいいのか
ボーナスの支給日が12月10日だとして、12月10日に退職する人、結構います。その日に在籍してるのが支給条件だったりしますからね。
あとは月の給与の締日が15日や25日などだったりすると、そういった日に退職する人もまた、多い。気持ちはわかります。
25日などに退職するとめちゃくちゃ面倒!!(でも人による)
なんとなく、給与の締日って、退職日の区切りとして選択する人はおおいですし、会社からもそう促される薬剤師いるんじゃないかなと思っています。
でもこれって社会保険料の関係で絶対に避けたいところ。
とうのも、退職すると一時的に「無職状態」になるわけなんですが、当然その時って社会保険から国保に変わりますよね。
この対象となるのがきまっていて、月の末日に会社に在籍してるかどうかで判断されるんです。
【例】3月に退職する
3月は31日まであるわけですが、もし3月31日に退職するとどうなるか。そうすると、3月分の社会保険料が発生します。
一方で、3月30日に退職すると、3月分の社会保険料の対象とならず、国保に移行します。月末に会社に在籍してるかどうかで変わるんです。
つまり、3月31日に退職し、4月15日から転職先に勤務するとなると、国保は払わなくて大丈夫ですが、3月30日に退職すると国保の保険料を払わないとダメ。
これにはメリット、デメリットある事に注意が必要。
すぐに転職するなら国保の方が基本的に安いからメリット多そうなんですが、社保の加入期間が短くなる(年金が減る)のと・・・国保加入の手続きが非常に面倒、、!!
自分で役所に行って手続きするなど、まぁあまりおすすめできません。
3ヶ月など間をあけて転職するなら、むしろ月末は避けた方が目先のお金としては少し得かもしれませんね。
むしろ目先のお金を気にするなら、月末退社し、翌月の下旬などに転職するとベターかも。有休消化と合わせれば結構休めますし、何より「比較的すぐ転職できる薬剤師」の方が、年収交渉は確実にできますから。
何でも大抵の事は、目先のお金を気にすると、結果として大きな損をしますね。
【参考】
・ファルマスタッフのリサーチ評価(ニュースサイト)
という訳で、転職するにあたって「そのあとは3ヶ月くらいはニートしよう」っていうなら話は変わって来るものの、少し注意が必要ですね。
ちなみに私の体験談として、やっぱり「3ヶ月くらい、のんびりだらだらしよ~」って思って転職した事があるんですが、暇でやる事なくなります。お金も出てくだけですしね・・。耐え切れずに一か月で転職してしまいました。
貯金がたんまりある人は、さらにボーナスもらってからの退職であれば、自由を満喫してもOKですね!
まぁ残っている有給休暇、そして月末退職の翌月下旬の転職で、1ヶ月くらいお休みできますし、それぐらがちょうどいいかなと思います。
まとめ
ボーナスをもらって退職する事を考えてる薬剤師は、それよりも月末に退職するかどうかを気にしましょうね。結構手続きが面倒になりますから。
お休みを長くとってもいいものの、国家試験などの影響で微妙に求人傾向が変わるのには要注意。転職先探しだけはお早めに!
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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