まだ新入社員だったときは「薬剤師として頑張るぞ」と思っていたはずだったのに、最近はどうしてもやりがいを感じなくなってしまった……。
一時的な感情ならばよいものの、それが続くと仕事がつらくなってきます。
「やりがいを持って働こう」そう言うのは簡単だけど、それってやっぱり自分自身の心から生まれてくる部分。働く環境にも大きく左右されますよね。
この「薬剤師としてやりがいを感じない」というのは、どの年代にも起こり得る事。
- 新人だけど理想と現実が違った
- 会社の指示ばかりで行動している
- 店長になったけど面白くない
- マネージャーで疲れ果てた
主にこの記事は20代~30代向けに書いていますが、それぞれの立場で「やりがいがない」という局面に陥いる可能性があります。
ほとんどの薬剤師は、程度の差こそあれ、それなりにやる気をもって働いています。もしあなたが「やりがいを無くした」時、どうすればいいでしょうか。3つの対処法です。
やりがいを感じない薬剤師その理由は?
まず、あなたが薬剤師としてやりがいを感じない理由を考えてみる事が大切です。思い当たる節はありませんか?
これは10人いればそれだけの理由があるものの、「なんとなく」という薬剤師が多い傾向にあります。つまり、仕事に対しての「目的意識」が失われた状態。
そういう私も、ずっと「やりがいのない薬剤師生活」を送っていた事があります。
- 仕事に行きたくないと思いながらも出勤
- 面白く思えない仕事をこなす
- 早く仕事が終わらないかだけを気にする
- 仕事が終わると開放感
- 夜はなんとなく自分の時間で楽しい
①~⑥をループして、一言でいうと「お給料のためだけに働いている」状態になります。働く喜びとか、皆無でした。
薬剤師資格を持って仕事にあぶれる事無く働ける、贅沢な悩みなのかもしれませんが、「薬剤師」という枠の中で考えるとどうしても悩んでしまうもの。
もっとも、もし年収が高かったらプライベートを充実させる事が出来るので、ある程度「我慢」して働く事もアリかなと思いますが、それでいて年収が低かったらならば、結構虚しいものです。
これはかなり、仕事に関する自由度が少ない「大手チェーンで働く薬剤師」で生じてしまうケースが多いです。
研修などはしっかりしていて薬剤師として学べる環境ですが、じゃぁ「働き甲斐があるか」というと、人によってはつまらなく感じてしまいます。
また、収入面で関しても低いので余計にそう思ってしまうのかもしれませんね。
あなたが30歳として、この先30年、40年、そんな状態で働き続ける事は可能でしょうか?まず難しいですよね。
やりがいを持って働いてる薬剤師って?
どんな事でも真似ることは大切です。あなたの周りに、「あの人やる気あるなぁ」と感じる薬剤師がきっといるかもしれません。
逆に職場全体、「みんなやる気が感じられない」「仕事をこなしてるだけ」であれば、ちょっと厳しい。それは環境が悪いという事です。薬局・病院単位でそんな雰囲気であれば目も当てられない。
やりがいを持って働く薬剤師の特徴
それぞれの薬剤師によって働く会社・薬局などが異なるため、「特徴」といっても具体的には難しいんですが、概ね以下の通りです。
- 主体的に企画などを立案する(薬局であれば改善提案など)
- 勉強熱心で、知識のインプットが大好き
- そもそもの性格が元気な人
ざっくりですけど、ほとんどコレにあてはまります。「そもそも元気」な薬剤師とかは、おそらく真似が出来ません。こういう人は羨ましいですよね。
そうすると、主体的に行動出来る人、そして勉強熱心な人、そうした薬剤師が「仕事にやりがいを持って働く事が出来る」と言えます。
そんなの真似できない?
確かに、主体的に行動する薬剤師、勉強熱心で勉強好き、こうした事ってなかなか真似が出来ません。真似したいとも思えないかもしれない。これは結構個人の性質による部分が大きいため。
そう行動出来ないからこそ、「やりがいが生まれない」状況に陥っています。
ただ働く環境というものはとても大事で、やっぱり薬局・病院など、全体的に活気がある職場であれば、自分自身が少し奥手であってもそれに「引きづられて」やる気って案外でてくるものなんです。
薬剤師がやりがいをもって働くための3つの対処法
やりがいを持って働くために、対処法なんてきっとたくさんあるはずです。それは、あなた自身の年齢や性別、居住地域、様々な要因が絡んでくるからです。
ただ、「誰でも行動に移すことが出来る」となると限られてくるもの。そこで3つの対処法としていずれか、実践出来るものがあれば行動にうつしてみる事が大切。
きっと、今までのやりがいがなく、閉塞感を感じる働き方・人生観を変える事が出来るはずです。なお3つの対処法を先に言ってしまうと、
- 薬剤師としての勉強に打ち込む
- 転職する
- 仕事外を充実させる
それぞれ注意点を解説し、この記事は終わりです。
①薬剤師として勉強に励む
勉強するのは好きじゃないという薬剤師も多いかもしれませんし、もしかしたら所属している薬局や病院で嫌というほど研修を受けている薬剤師もいるでしょう。
でもそれが「受け身」になっていませんか?やはり興味のある分野じゃないと、どうしてもつまらなく感じてしまうもの。
例えば今「小児科」をメインで取り扱っているなら、皮膚科や循環器科など、普段は仕事に関わりが薄い分野を勉強してみる事がおすすめです。
薬剤師として勉強は決して無駄にはなりません。わずか5,000円程度の投資で、「薬剤師としてのやりがい」を思い出させてくれるはずです。
「この本がおすすめ」などではなく、あなた自身が興味を持った本でいいんです。
転職する
転職する。結構「劇薬」かもしれませんが、人生は結構変わります。特に、いまの環境に疑問を感じていたり、閉塞感がある職場ならば、活気ある所に転職するというのは選択肢の一つ。
これは主にいまの「薬剤師としてやりがいを感じない」状況が、環境要因にありそうだという場合にとりたい手段。
仕事がマンネリ化していたり、活気がない職場だったり、個人に自由な裁量が少ない薬剤師になってしまっているという事ですね。ただし、さすがに50代以降では厳しい選択。
転職の場合だと見学を通じ「その職場」に就職出来るので、例えば薬局ならその雰囲気、スタッフの感じ、会社の運営方針などしっかり確認して働き甲斐のあるところで働く事ができます。
※電話やメールだけで求人情報を送ってもらっても意味がないので、薬キャリエージェント(対応が良い)で年収含めた条件を伝え「働きつつ」転職活動するのが大切です。
ちなみに私自身は、転職で割といい方向に人生が変わりました。
③仕事外を充実させる
簡単に言うと、趣味活動など新しい事を初めてみましょうという事。仕事とは関係が無いものの、やはりワークライフバランス、プライベートは重要です。
もちろん「個人の趣味・興味」という部分があるので、おすすめはコレというわけには行きませんが、興味を持っていたけどやれてていなかった事を始めてみる。一歩進んでみてはどうでしょうか。
本来ならば「人気の習い事」などを紹介するのがいいんですが、これまで人気1位であった「ヨガ」が、密になる影響で厳しめになってしまいました。
今はインドアで出来る趣味、一人で出来る事。あるいはパートナーがいる薬剤師ならば一緒に楽しめるもの。何でもいいのです。雑誌を何冊か購入してみて、「これって面白そうだな」と思った事、初めてみませんか?三日坊主だっていいんです。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
今のまま5年、10年働けますか?漠然と不安を抱えたままの人生なんて嫌ですよね。
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