ドラッグストアへの就職人気、高まっているのはご存知でしょうか。少なくとも私が大学を卒業した約20年前、ドラッグストアはかなり敬遠される職場でした。
おおよそ大学で医療を学んだ身としては、就職先としては考えにくいレベルです。ただ一点、「初任給がいい」という理由以外で、進んで就職する人はとても少なかったのです。
なんとういうか、ブランドイメージが安っぽい感じであったとでも言うのでしょうか。そして自分自身、実際働いてみて、これは続かないな、とも思いました。今でも30代後半以上の方であれば、ドラッグストアに就職だなんて、と思っている方も多いのではないでしょうか。
新卒薬剤師のどれぐらいがDSに就職しているか
昔話で恐縮ですが、私が大学を出たときは卒業生の就職割合を思い出してみます。
- 35%・・・企業(大学院卒同期生含む)
- 35%・・・薬局
- 10%・・・病院
- 5%・・・大学研究職
- 5%・・・ドラッグストア
- 10%・・・その他
という割合。
ドラッグストアに就職した同期はみんな顔が浮かぶレベルです。
ところが今やどうでしょう。第103回薬剤師国家試験では9584人が合格しましたが、調剤薬局チェーン、病院、製薬企業に加え、ドラッグストアへの就職が台頭してきているのです。
ドラッグストアチェーン主要6社、あくまで6社のデータでさえ、今期入社した薬剤師数は計1000人を超え、薬剤師国家試験合格者のなんと10%以上となっています。
全国にはローカルなドラッグストアもたくさんありますから、実数としては20%ちかくにまで及ぶかもしれません。そして、このドラッグストア人気の理由は調剤部門の成長によるところが大変大きいのです。
イメージが変わったドラッグストア
ドラッグストアって、前は安売りで汚いっていうイメージが強くて、そこで働くなんてと思っていました。でも今はとてもクリーンなイメージの方が強いですね。一人の客として買い物に行っても、綺麗だなと感じます。
ちょっとしたチェーン薬局なんかよりも資金力があるので、調剤室、待合室も綺麗なのです。薬局に勤める私としても、なんかちょっと羨ましく思ったりもしています。
やっぱり空間で大事だと思う訳です。
私が働いている薬局は大型ですので気になりませんが、薬局って狭いところが多いですね。
狭い空間に、数人のスタッフ、人間関係のもつれから辞める人が多い職場なのです。もちろん人間関係という部分ではドラッグストアでも同じですが、「空間」っていう緩衝剤はなかなか代えがたいものだと感じるのです。
薬局といえば、大手を選ぼうが、中小を選ぼうが、結局は「ある薬局」に就職するので、その企業選びという選択の中に空間という概念は存在しません。
とは言え、ドラッグストアが嫌になって転職してくる方もたくさんいます。ドラッグストアでは過去数年の過大な年収による求人により、その歪みが発生し、人件費削減に向けた動きが大きく出ているのです。
昨今の就職事情をお伝えするとともに、隣の芝生は青く見えるものだな、と思うところでした。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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