どんな仕事であっても「自信をなくしてしまう」という事はあります。学生時代のアルバイトだってそうだったはず。
でも看護師として働いていると、多くの場面で自信をなくして「向いてないのかな」と思ってしまう事が多くなりますよね。
小さい事が積もり積もって、あるいは大きなミス一つで、ネガティブになってしまうのです。
看護師として自信をなくした原因は何か？
まず、自信満々な看護師なんてきっとどこにもいないはずです。それはいくら経験を積んでいてもです。
あまり自信過剰になってしまうと、それが慢心につながり、看護師として致命的なミスを引き起こしかねません。だから、少しくらい自信なんて無いほうがいいんです。
看護技術の知識不足が原因か？それ以外か？
学生のうちであれば分からない事は調べればよかった事も、社会に出るとそうもいかなくなります。
それでも知識というものに「十分」なんていう事はなく、分からない事は「仕事前に予習していく」看護師もとても多いです。
患者さんから怒られる、他の看護師や医師、コメディカルから注意される、そうした事が原因で、看護師としてやっていくのはつらいなと思ってしまうもの。でもそれはすべての看護師が通ってきた道です。
看護の専門書は高くてたくさん購入出来るものでは無いかもしれませんが、信頼出来る上司に「おすすめの本はありますか？」と聞いてみましょう。きっとこれはという一冊を教えてくれるはず。
働いている環境に問題は無いか？
看護師の職場というと、やっぱり基礎は病院。新卒からいきなり訪問看護なんて出来ませんよね。
ただ、いま働いている環境が自分自身を成長させてくれないものならば、少し考えを変えて見ることも大切。
- 上司が怒ってばかり
- ミスのフォローが無い
- 将来を見据えた教育環境が無い
新卒1年目に同じような能力の看護師がいたとして、周りのフォローがしっかりしていてサポートしてくれる、そういった状況だと自然と知識や技術も身についていきます。
でもそうでないとしたら、3年目、5年目、10年目、どんどんと看護師としての能力に差が開いていくばかりです。
「勉強は自分でするもの」確かにそういう一面はありますが、教育プログラムに沿って働いていたかどうかで確実に差が生まれてしまうのです。
落ち込む事があるからこそ、人間ステップアップ出来ます。失敗を糧にしてこそ、成長出来ます。
ただ、「そもそも働いている環境が悪い」ケースであるならば、心も身体も持たなくなってしまいますよね。
看護師として自信をもって働くために
「自信を持って」というと言い過ぎなのかなとは思うんですが、少なくとも「自信が無いから看護師を辞めたい」ほど感じているのなら、注意が必要。
看護師としての働き方を見直す事も大切かもしれません。例えば大学病院がきつければ、それ以外という選択。
・教育体制のしっかりした病院を選択する
・ブランクOKなど、働きやすい求人を探す
・大きなグループで働く
いくつも選択肢はあるものの、大切なのは自分自身を必要としてくれて、働きやすい環境に身を置くということ。
そうする事で、仕事に対して前向きになり、自然と看護師として必要な能力も備わってくるのです。
環境が変わると看護師として必要とされる事が違う
いま「自信をなくしている原因」が、求められる事が高度過ぎるのか？あるいは自分自信に合ってない分野なのか、そうした事が自信喪失に繋がってきます。
例えば街中にあるクリニックでは日勤で「バイタル測定・採血/点滴・診療サポート」などが業務の中心となるケースも多いでしょう。
また、女性看護師ばかりで環境に馴染めないケースであれば、男性看護師の多い病院なども選択する事もよいかもしれません。
要は、「あなた自信に合った職場を選ぶ事」で、働きやすいと思える可能性がぐっと増えるのです。そして、働きやすい職場であれば、必然的に自信も回復してきます。
看護師として自信を取り戻して働くためには、勉強が全て。
今の環境でそういい切れるのならば、自然と勉強にも（それなりにでも）熱が入ってくるはずですし、そうだったかもしれません。
でも、今働いている環境を考えて自信が無い、看護師を辞めたいとすら思ってしまうのならば、あまりネガティブになり過ぎない事。まだ長い将来、前向きに考えたいところ。
看護師としてのキャリア相談、どういった職場が自分に合うか、しっかりとキャリコンサルタントに相談する所からスタートです。
大手の「看護のお仕事」や「マイナビ看護師」などでキャリア相談してもらいつつ、長い看護師人生を歩んでいきたい所ですね。
勉強で自信もつきますが、何よりも「職場に成長させられる」という部分は大きいのですから。
落ち込んでばかりで前に進めないなんてもったいない。仕事は仕事と割り切る事も、落ち込んだ時にはとても有効な手段です。
