薬剤師の資格があり、育児などでしばらく仕事をしてなかったけど、パートで働きたい。そう思っている薬剤師も多いかもしれません。
働き方にもよりますが、結構厳しくなってしまいました。
【ブランク明けで復職が厳しい薬剤師求人】
・16時までのパート
・土日は休み
・駅チカの薬局
ある程度都心部だったら、駅チカで16時までのパート薬剤師求人なんてまず無いでしょう。数年前だったらたくさんあったのですが。
その理由としては薬剤師は都心部に偏っているため、人員がすでに充足してしまったからです。また、子供を保育園になどだと急なお休みも出ます。そのため、条件をかなり譲歩しないと厳しいです。
・最低でも18時勤務
・土曜日も問題なく出勤
これぐらいで働けないと、正直まず求人は見つからないはずです(これでも駅チカだと厳しい)。
とはいえ希望条件もあるはずですから、これを解決するためには、探し方を変えるという所が必要になってきます。のんびりネットで探していても、時間だけが過ぎていくはずですよね。
探し方を変えるには2通りです。
一つ目は、職種を変えると言うこと。調剤薬局ではなく、17時が定時の企業などにするなどで探してみる(=基本は正社員で、月~金勤務)。
二つ目は、パート薬剤師求人が多いサイトからよりすぐに情報をもらえるよう体制を整えておくということです。
薬剤師の将来を考えると、できれば長く働けるところに身を置きたいです。あなたが10年後に正社員で働きたいとか言っても、もう求人がなくなってる可能性があるため。
まずはできれば無理の無い範囲で、正社員として働けそうな条件の求人があるか調べたいなら「薬キャリエージェント」で紹介してもらう。
あるいは、パート薬局求人情報をタイムリーに取得したいなら「ファルマスタッフ
」を利用してみるのが得策です。両方利用するのでも問題は全くありません。
なぜブランク明けパート薬剤師求人が減ったか(東京都のケース)
パート薬剤師求人の減少は、もちろん東京に限った事では無く、人口の多い都心部ではどこでも起こりえますが、東京を例にして説明します。
薬剤師は増え続けいつか余ると言われてましたが、まだ少なくとも余ってはいません。人手不足で働いている薬剤師も多くいます。
別に「ブランク明けの復職」だけが就職に際して問題になったのではなく、パート薬剤師全体のものなんですね。
で結局は、人手不足の薬局であっても、本当に困っているのは16時からとかそんな時間なのです。比較的日中は人手は足りてたりします。
薬剤師は女性比率が大きいため、30代を中心として時短勤務が増える、そして40代以降はパート薬剤師が多いなど重なって、結局全体として働ける時間に偏りが生じてしまっているのです。
つまり、9時~16時などで働きたいと思っても、その時間だけ働ける・働いている女性薬剤師はすでに多く居るので飽和してしまったのです。
〇女性比率が高い
〇夕方まで勤務の人が多い
これらが積み重なった結果、今のように、これからブランク明けでパート薬剤師として復職したい人にとっては、非常に厳しい環境になってしまったのです。
ブランク復職が厳しい薬剤師の存在は薬局業界の問題かも
ただこれって働き方の問題ですから、別にあなたが責められる事でも何でもありません。特に調剤薬局を中心とした雇用制度の問題なのです。
というのも、大手ドラッグストアなどでは、そもそも時短勤務を子供が中学生になるまで認めていたりします。それならば、退職せずとも働き続ける事がそもそもできたはずです。
しかし調剤薬局に関しては、大手チェーンであっても大した時短制度は整っていません。良くて、子供が小学生に上がるくらいまでと言うところです。
実際問題として小学三年生くらいまでは時短が取得できなければ、その薬局で働き続ける事などできるはずもありません。
もちろん時短制度が整ったドラッグストアに転職できれば良いのですが、制度上、入社してすぐに時短制度は適用されません。ほぼ最低1年は勤務しない限り、時短利用は出来ないケースがほとんどです。
ドラッグストアは調剤薬局と比べると勤務時間が通常は遅い事もあり、なおさら転職からでは厳しいと言わざるを得ないでしょう。
上記の事を鑑みると、早い時点で自分自身が長く働ける職場を見つけて置くのが得策だったと言えます。意外と女性に冷たい環境なのが、調剤薬局です。
まだ薬剤師が本当に人手不足だったときは、それでもパート求人も豊富にありました。ただ充足してきた今、そのゆがみが生じているのです。
おそらくあなたが薬剤師になりたての頃は、結婚するまでは正社員として働き、ゆくゆくは時給2,000円で週30時間くらいのパート薬剤師、みたいなイメージがあったはずです。
ただそのイメージは大きく崩れつつあり、もはや「子育てが少し落ち着いたから働ける時間で働く」という事は、非常に難しくなりました。
はたらから見た「パート薬剤師は時給が高いし手に職で凄い!」という時代は終わってしまったのです。
より薬剤師としての将来を考えつつ、より現実的な判断をしていかないといけなくなってしまったという事ですね。
というわけで、やはり年々パート薬剤師を取り巻く環境というのは厳しさを増しています。
しかしまだそんな時代は始まったばかり。ブランク明けでも焦らずに着実に復職していくという事が大切ですね。
17時、18時まで働けそうならば企業系の求人を探すのもよいですし、年収が高くなくとも安定性は高いのが魅力。
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2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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