地域支援体制加算を算定している薬局、これから算定しようとしている薬局ではプレアボイド報告が必須です。忘れがちな部分なので、そのやり方を簡単に解説していきます。
調剤報酬改定でルールが変わってしまうんですが、2020年度現在では、1月~12月までの報告が必要となります。
つまり、年が明けてからあわててプレアボイド報告しても時すでに遅しです!
もちろん、普段からヒヤリ・ハット事例報告を心がける事が大切な事は言うまでも無いので注意。
また、どうでもいいような形だけの報告はしないよう心掛けたいところ。
事例を集め、それを対策に生かすのが目的です。
プレアボイド報告の手順
まずは、日本医療機能評価機構の「薬局ヒヤリ・ハット」事例収集システムにアクセス。
すでに地域支援体制加算を算定している薬局であればユーザー登録済かと思います。新規の場合は、「新規登録」からすすんでください。
まずは上記のサイトにログイン。(別ウィンドウで開きます)
パスワードを忘れたなどあれば、「ログインできない方はこちら」から仮パスワードの再発行が可能です。
ログインすると、上記の「事例報告」から、プレアボイド報告をすることが可能。
ここから先は、ほとんど説明不要ですね。
もう、フォーマットに従って、順に入力していけば大丈夫です。
そもそもプレアボイドって何?
「プレアボイド」って何なのか理解していないと、しっかりとした報告は出来ませんよね。これにはしっかりとした意義があります。
まずプレアボイドという言葉を簡単に説明すると、薬剤師が薬学管理を通して患者さんの不利益(副作用など)をもたらさないようにする事。
そして、そうした事例を総称してプレアボイド報告と言います。
そのためには、自分の経験だけじゃなく、薬剤師がいわゆる「ヒヤリ・ハット事例」として学んでおく事が大切。つまり、他の薬剤師が経験した事を共有する事が目的です。
そのために作られたのが、日本医療機能評価機構によって運営されているプレアボイド報告、つまりヒヤリ・ハット事例収集システム。
この記事の冒頭ではあくまで「報告する」事を目的にお伝えしたんですが、しっかり事例を学び、日々の薬剤師業務に生かしていきましょう。
・公益社団法人日本医療機能評価機構 薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業HP
様々なヒヤリ・ハット事例から学ぶ事が多くあります。
ただ報告するだけではなく、しっかりと役立て、仕事に生かしていきたいものですね。