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管理薬剤師の仕事

薬剤師の生産性・労働効率の高め方

「生産性を上げましょう」よく言われる言葉です。

社会一般でよく言われることですし、薬剤師に関しても労働者である限りもちろん同じです。

自分自身の生産性を上げたい。部下の生産性を上げたい。両方の場合がありますが、基本的に取り組むことは同じです。

生産性を上げる事が出来れば、多くのメリットがあります。

  • 仕事が早く終わり余暇生活も充実
  • 心にゆとりが生まれる
  • 別の事に取り組む機会が出来る
  • 人件費を抑える事が出来る

だけどほとんどの薬剤師は実行していないように思えますし、理由もいくつかあります。

ただ大切なのは「生産性を上げることは実生活にも活かせる」という事を理解しておく事です。

仕事に活かすのはもちろんの事、日々の生活に取り入れると少し快適になります。そういった視点を持つと仕事にもつなげる事が出来るのです。

「生産性を上げる」なんて堅苦しい感じですが、ちょっとした意識の問題に落とし込みましょう

少し参考にしてもらえればなと思います。

なぜ薬剤師は生産性が上がらないか

正確に言うと「みんな生産性を上げようと意識していない」気がするのですが、薬剤師としての生産性がイマイチ上がらない大きな原因は1つ。

  • 生産性なんか上がると思っていない

これに尽きると思っていて、多くの薬剤師はそもそも取り組もうとすらしていません。

もっとも「対人業務が主である」という薬剤師の仕事の性質のせいで、確かに業務内容によっては限界もあります。

ただ、対人業務以外にも様々な仕事があります。そういった部分を効率化していこう、というのが大切です。

薬剤師として社会人として、そのそも能力不足で生産性は上げられそうも無い、そう感じるケースもあるかもしれませんが、ある程度意識の問題で解決出来ます。

生産性を上げるメリット

まずここの理解が一番大切かなと思っています。生産性向上のメリットを理解していない薬剤師が多いですね。

私自身振り返ってみても「そうだったかもな、、、」と思います。

なぜなら、多くの薬剤師は生産性を上げるのは無理だ、という思い込みがあるからです。

これって気持ちがよく分かるんですが、基本的に薬剤師の仕事の性質からすると

  • 患者さん(顧客)に時間を掛ける
  • 丁寧な対応を心がける
  • 監査などはゆとりをもって
  • ミスを減らす意識を心がける
  • 在庫管理などは適切に

こういった事は患者さんの満足度やリスク管理において非常に大切なんですが、生産性を上げる事とは真逆です。非効率的な仕事の代表ですよね。

もちろん一部業務は機械化したり、薬剤師じゃなくても事務スタッフに分担したりなどできるんですが、それも結構限界があるのも事実。

自動化や機械化などは限界がある「対人業務」が多いし、それこそが薬剤師として大切な部分だから仕方がない。

だから、上司や会社から「生産性を上げよう」「効率的に仕事を行おう」って言われても、なんなら反感にも近い感情すら生まれます。

もしあなたが上司の立場でそういった事を理解せずに「もっと効率的にしよう」なんて号令だけ掛けてるようであれば、ダメ上司の代表と思ってほぼ間違いありません。

また、そういった「年齢が高いだけの口だけ達者な老害上司」が多いのが現実です。

ここまで読んで

・確かにそう。薬剤師の業務は生産性は上げられない

・上司から言われるけど、限界があるから無理だ

・会社は何も理解してないしダメ

と激しく同意してしまったならそれで終わりです。今からまた同じ毎日の繰り返しです。

とは言え、かつての私もそうだったので大丈夫。少し意識を変えましょう。

上司が~、とかは正直どうでも良いんです。冒頭述べましたが、生産性を上げる事はあなた自身の生活を改善する事が出来るので、やはり大切なのです。

仕事も私生活もスマートになると生きやすくなりますからね。

さてここまで、なぜ薬剤師の生産性が上がらないか、そしてその理由を上げました。まずここを理解して置くことが大切です。

ではそれをどうやって解決していくかという事です。

こぼれ話

薬剤師に限りませんが、労働者の生産性は数字で図られます。つまり、利益に対してどれだけの労働力が必要かと言うことですが、これに関しては大きな矛盾が生じる事には注意が必要です。

一般的に景気が良い時は売上・利益が伸びるので、何もしなくても自然に労働生産性は高くなります。しかし景気後退局面であると同じ仕事をしていても生産性が悪い状態になります。

薬剤師の仕事でいうと「利益が順調に伸びてるから生産性が高い」「薬剤師一人あたりの利益率が低いから生産性が悪い」とは一概には言えない事には注意が必要です。

数字は大切で分析に欠かせませんが、それに捉われすぎると、実は生産性が悪いのに「数字上は生産性が良い」という状況が生まれかない事には十分注意が必要です。

薬剤師が生産性を上げるコツ

薬局・病院・ドラッグストア・企業、薬剤師としてどこで働いているかで対処法が違うものの、本質的には同じです。

すぐやる

「すぐやる」それだけです。

ビジネス系のハウツー本などで仕事では「ToDoリスト活用しましょう」など、色々な方法が紹介されます。※ToDoリスト=やることリスト

確かに仕事の抜け漏れを防ぐためには大切ですし、本当に重要な事は管理も必要です。ただそんな事は目のつく所に付箋を貼っておけば済みます。

また別の仕事管理の方法として「4つの項目に分けて仕事に取り組もう」という事もよく紹介されます。

  1. 重要かつ急ぎで行う必要がある
  2. 重要ではないが早く行う必要がある
  3. 重要だけど急ぎではない
  4. 重要じゃないし急ぎでもない

ToDoリストと並び、こうして仕事分類を行い、タスク管理をし業務を進めていこうという話もよく聞きます。私自身何度もこういった講習を学んで来ました。

しかし、どれもすぐやれば良いのです。それを忘れ「これは急ぎじゃないから後で」などしているために、仕事が効率よく出来ないヒトになります。

薬剤師業務でタスク管理は時間の無駄

企業で働いていれば相手先とのアポイントや厳密な時間管理を必要とする場合もあるので、あてはまらない薬剤師もいるでしょう。それは仕方がありません。

「今日何をするかメモする」そういった事も大切かもしれません。朝1分使って今日する仕事を把握しておくのは仕事の効率化を高めます。いくら頭脳明快だって、うっかり忘れる事はありますし、書き留めて置くという事は特に重要な仕事のケースは必ず行いたいところ。

ただこれも付箋でも目につくところに貼って置けば済むことです。でもその仕事、すぐやれませんか?

5分で済む仕事を「タスク管理する」「付箋などメモに残す」これははっきり言って、生産性が極めて悪い仕事の仕方です。

すぐに出来る事はすぐにする。それだけなのです。メール返信一つとっても、後で返す必要がありますか?すぐ考えてすぐ行えば良いのです。

何でもすぐやる事が生産性を高める

もちろん「相手」がいる場合はすぐに実行に移せない事もありますが、何でもすぐに行う事です。後でやろう、と思ってる「後」はいつか来ます。

これは仕事だけじゃなくて、普段の生活・プライベートにこそ意識した方が色々と気持ちもすっきりします。生活の質を向上させる事が出来るのです。

プライベートの生産性を高めると言ってしまうと、何だか温かみの無いように感じてしまうかもしれませんが、「時間が出来たらいつかやろう」と思ってずっと放置してる事はありませんか?

  • 後で片付けよう
  • 暇な時にあの人に連絡しよう
  • 今度の休日にやろうかな

などなど。

じゃぁそれ、時間が出来た時に確実にやれていますか?

たぶん多くの人がやれていないはず、、、

休日はダラダラしてスマホいじってしまうものです。

という事で、まずはプライベートで生かしてみましょう。1日がかりの事はすぐには難しいかもしれませんが、60分あれば出来る事がほとんどなはずです。

すぐ出来る事はすぐやる

仕事でもそれを意識すれば、薬剤師として、社会人として大きくステップアップ出来ます。

薬剤師として生産性を高める事は難しい、確かにそういった業務も多いのは事実です。でもそういった意識の刷り込みで諦めたら終わりです。

難しいスキルは必要ありません。「すぐやる」それを意識することが生産性を高める大きなコツなのです。