薬剤師と就職・転職活動

薬剤師は転職先で時短勤務を使えるの?|3・6歳の壁で退職なのか

女性の割合が特に多い薬剤師で、悩ましいこの問題。時短勤務制度は、各社それぞれ。

法定の最低基準である、3歳未満までしか育児短時間勤務制度を取得できない薬局は多いんです。小規模の薬局だと特にそうですね。

結果として、正社員として働いているけど、3歳までしか時短取得できないから退職せざるを得ないかも。そんな状況に陥ってしまうわけです。

6歳まで、という中途半端な就業規則の場合も多い。

正社員として入社から頑張ってきて、産育休を取得し、復帰。しかし会社の就業規則では「子が3歳になるまで」の時短制度しかない。

就活時に就業規則をしっかり調べていればこんな事態にはならないものの、ただそこまで気にして入社する薬剤師は少なく、こういうケースは良くあることなんです。

子育てだけでも気苦労が絶えないのに、働き方まで考え直さなくちゃいけないのは本当に大きなストレスですよね。

実際わたし自身も、やむなく退職し自宅近辺の薬局パートに切り替える、あるいは転職する女性薬剤師を多く見てきました。

どう対応していくのが薬剤師として将来設計として望ましいか、どういった選択肢があるか、正直少し難しい問題なんですが、解説していきます。

結論としては、割り切ってパートへ雇用転換(もしくは転職)するか、正社員として雇用してくれる福利厚生が手厚い企業の求人を、マイナビなどで早めに探すのがベストです。

時短制度が恵まれている薬剤師の職場も多い

まず、そもそも育児短時間勤務制度ですが、大手チェーン薬局の一部であったり、薬剤師の割合が少ないドラッグストアなどでは、時短制度も恵まれています。

時短を子が小学校3年生までであったり、小学校6年生まで取得できる、そういった会社も多いんです。

つまり、1日の勤務時間を最大2時間まで短縮し働く事ができる期間が長く、正社員として働き続ける事ができます。

9時~16時までの勤務であれば、少なくとも小学校3年生くらいまで時短を取得できれば、正社員としてのキャリアを続けていく事はできますよね。

時短制度をどの程度取得できるか各社それぞれ

薬局やDS、製薬企業などの就業規則では、おおむね以下のような時短取得できるパターンの会社が存在しています。

  1. 子が3歳になるまで(法定通り)
  2. 子が6歳になるまで(小学校就学前)
  3. 子が9歳になるまで(小学3年生まで)
  4. 子が12歳になるまで(小学6年生まで)

ちなみに製薬企業・医薬品卸などではこういった時短制度は特に恵まれていて、ほとんどの会社は子が小学生のうちは時短が取得できますし、一部製薬企業では、中学生まで取得できる会社もあります。

「小学校にあがるまで」という制度を導入している会社も結構あるんですが、恵まれているようで、結構中途半端。

小学校1年生から時短が取得できなくなると、やっぱり正社員として続けるのは正直厳しい環境が待っています。退職するときまでの期間が延びるだけですよね。

理想的なのは、小学校3年生以上までの時短制度。できれば小6まで。

そういった時短制度があると、女性薬剤師が正社員として退職する事無く、その会社で長く働いて行く事ができますよね。

もちろん育児の負担を女性だけに押しつける時代ではないものの、実際問題、男性が育児で時短取得をするケースは、収入面で考えるとほとんど無いと言っていいかもしれません。

私(男です)も娘がいるものの、自分では時短制度は利用しませんでした。

時短制度の手厚い会社に薬剤師として転職できるの?

もしあなたに1歳のお子さんがいて、でも今勤務している薬局には「3歳になるまでの時短制度」しかない。そういったケースはよくあります。

というか、そんなケースばかり。

そこで実際、時短制度が小学校3年生までなど、他社のすぐれた就業規則を持つ薬局などに薬剤師として転職できるか?と考えるはごく普通のこと。

パート薬剤師になるのであれば、収入もがくっと落ちますし、福利厚生もいまいち。できれば正社員で働いていたい薬剤師にとっては、5年後、10年後を考えると不安。

将来的に薬剤師が充足してくると、なかなか時給面だったり、雇用の安定性の面からも心配になりますよね。

あなた自身の子育てが落ち着く10年後には正社員での採用が厳しくなるかもしれない、薬剤師を取り巻くのは、そんな環境である事は言うまでもありません。

転職してすぐに時短で働けるの?

これはつまり、転職していきなり時短制度を利用できるかと言う事と同じですが、結論から言うと、結構微妙。つまりなかなか厳しめです。

「厳しめ」というのは、時短制度を利用できるかできないか、ではなく、時短ありきでの採用が厳しくなるということ。

理由として、9~16時までの勤務であれば、賞与を払う必要のある正社員よりも、パートで採用するほうが会社としてはコストが安く済むから。

また法律が絡む部分なんですが、そもそも最低1年働いていない薬剤師だったら、3歳までの育児短時間勤務制度すら、適用しなくても問題無いんです。

参考:厚生労働省資料
改正育児・介護休業法が施行されます(pdf.ファイルが開きます)

つまり、就業規則で「子が満12歳になるまで育児短時間勤務制度取得可」とあっても、転職してきたばかりの薬剤師に時短を適用する必要はないのです。

なかなか厳しいですよね。多くの女性薬剤師の悩みどころになってしまうんです。

時短対策として薬剤師として働くためにどう行動していくか?

3歳までの時短制度しかない、6歳までの時短制度しかない、そういった薬局などで働いている薬剤師が、仕事を見つめなおす場合に取れる行動、かなり限定的です。

「時短制度のよい会社に転職!」「派遣なら時給が高くておすすめ!」なんていうのは、甘すぎですよね。

とれる行動としては2つのみ、と言えます。

  1. パートとして転職する
  2. 転職時から時短利用できる会社に正社員で入社

パートとして転職するなら簡単♪とも言いずらく、あなた自身「パートして転職しても、すぐに子供の発熱で休むことになったら・・」など心配も多い部分。

いずれにしても、不安が多いんです。子育てだけでも疲れてしまうのに。

上記①②について、少し説明していきます。両パターンを視野に入れ、早いうちから、少しずつでも行動していくのがベターです。

①パート薬剤師として転職する

今働いている会社でパートに雇用転換するのも勿論ありです。ただ、パートに変わる以上に転職してしまう薬剤師は多いのが現状。なぜか。

それは、それぞれ置かれた環境は違うとは思うんですが、結婚を機に転居していて、職場が今の住まいから離れたまま時短を利用しいてる薬剤師が多いから。

だからこれを機に、自宅近くの薬局にパートとして転職する。正社員ならともかく、パート薬剤師で通勤1時間などは、ちょっと時間の無駄が大きすぎですよね。

通勤時間を大きく減らせるメリットは、かなりのものです。30分通勤時間を減らす事ができれば、30分多くパートとして働く事ができます。

時短であれば、9~16時勤務としか出来なかったかもしれませんが、自宅近くならば17時くらいまで働ける、それならばメリットが大きいと言えますよね。

時給2,000円換算として、2,000円×7時間×20日×12ヶ月=年収336万円

やっぱり正社員としてこの先働いていく事と比べると寂しい年収ですが、パートでこの年収を得られるのは薬剤師ならではかもしれません。

正社員であっても2時間時短勤務となると、月収は単純計算で3/4になるので、案外月収に差は無く、むしろパートの方が良い可能性も。

正社員月収が例えば28万として、3/4になると、21万円程度に。賞与が無いのが痛く年収ではやはり差がでますけどね。

もちろん正社員であったなら土曜出勤可のパートとして働けるでしょうし、そうであれば時給はもう少し交渉可。

採用側としては育児しているなら急に休むのは想定内

採用面談していると「子供が小さく急に熱をだして休む事があるかも・・」と面接で言われますが、はっきり言って、「超想定内」としか言いようが無いです。

それは転職だろうが、社員の時短中だろうが、あまりに当たり前すぎて、気にする必要はゼロ。お子さんが小学校に上がる位までは、「急に休むかもな」という前提で、採用します。

もちろん、急に休んで申し訳ないな、迷惑かけてるな、そういった感覚は大切ですが、みんなお互い様なんです。女性が多いので理解も得やすく、過度な心配は不要です。

その分、誰かが困った時に助けてあげる、そうして成り立っています。あなた自身だってこれまで先輩社員の急な休みを何度も見てきたはず。

そしてその時、頑張って働いてきましたよね。

あなたの番が回ってきただけなんです。だからあまり心配は無用です。

パート薬剤師ならではのメリットも

あなた自身、正社員で働いてきたからこそ、色々な業務のしわ寄せが正社員にくる事も理解できるはず。あまりいい事とは言えないんですが。

ただ有給休暇なども、パート薬剤師の方が取得しやすく、働きやすいのは事実。

時短勤務もそうですが、「土曜日に子供の運動会がある」なんていう場合、お休み希望が重なってしまうと(たいてい重なる)、正社員はなかなか休めませんよね。

年収が下がるのは大きなデメリットですが、ワークライフバランスの観点では、なんだかんだパート薬剤師として働く事も視野にいれてみるのは、ありなのかもしれません。

実際勤務時間が長いパート薬剤師に「正社員になりませんか?」って打診しても、「嫌です!」って言われる事ばかりで、パート薬剤師なりの良さはあるんです。

私自身はパートで働いた経験は無いものの、パート薬剤師の存在で成り立ってるのが薬局。

新卒でパート薬剤師もほぼいないですし、正社員に戻りたくないような、大きなメリットが存在するはずです。正社員にふられる会社からの面倒な仕事から解放される側面も否定できないですよね。

時短制度の都合上やむなくパートで働き始めた薬剤師でも、パートで働き始めたらパート薬剤師の方がよかった。非常に多いケースですね。(時給が高く、休みも取りやすく、会社の面倒な雑務が無いからなんですが)

パート求人をとりあえず早めに探してみる

パートの求人探しに使いたい転職支援会社は、正直、大手であればどこも横並びです。どこがお勧めと言う事も、特にはないんです。(最大手、○キャリは対応が事務的でいまいちですが・・)

私の勤める薬局で一番薬剤師を紹介してくれるのが、マイナビ薬剤師なので、基本的にはマイナビでまず探してみればOKです。ここはあまり深く考えなくて大丈夫です。

マイナビ薬剤師 公式サイト

「1年後とか、いい求人があれば転職」レベルでよく、会員登録していくつか求人確認してみてください。案外、時給のいい求人が多くびっくりするかもしれません。

とは言え、まだ20代、30代なのに、正社員を諦めるのは大きな決断です。繰り返しますが、10年後などに正社員として働けるかは分からないご時世ですからね。せっかく取得した薬剤師免許です。

可能性は小さいものの、お住まいの地域にによっては「正社員としていきなり時短利用できる転職」もあります。それを次から少し説明していきます。

②転職時から時短利用できる会社に正社員で転職

まず、転職してすぐ正社員で時短制度を利用できる、割と厳しめな事だけはあらかじめお伝えしておきます。それは本音です。

ただ、運がいいと、できます。あなたのお住まいの地域と、運次第で交渉が可能。交渉といっても、もちろん転職エージェントの交渉力になります。

どんな会社に転職できるか。例えば以下です。

  • どうしても正社員・パート薬剤師が集まらず、日中に派遣薬剤師を入れている薬局・DS
  • 企業の管理薬剤師(中小規模の製薬・卸など)

いずれにせよ、「新卒採用が出来ない、薬剤師不足で悩む会社」

ちなみにこの場合の「企業」は正直、お給料はそんなよくありません。よかったらそもそも薬剤師不足なんていう事にはならないですからね。

収入だけで考えるならパート薬剤師とあまり変わりませんが、ただ正社員である事で、将来の安定性は悪くありません。

派遣薬剤師はご存知の通り、派遣会社に1時間あたり、4,000円~5,000円以上払っています。年間コストは1,000万を超えますよね。正社員2人、雇えます。

もし10時~16時などで派遣薬剤師を使わざるを得ないような薬局(新卒採用が厳しい、中小規模の薬局)なら、交渉可能となるケースがあります。

ただ派遣が多く入っている会社を除き、大手チェーンは、交渉の余地はまずありません。特定の1人だけを優遇するわけには、いかないですからね。

中小規模、個人経営なら、少しは交渉の余地があるわけです。

これはもう、あなたの希望をしっかりと転職エージェントに伝え、交渉してもらうしかありません。

交渉してもらう事に、遠慮は不要です。転職エージェントも、仕事ですし、あなたが無事転職出来たら、初めてしっかり報酬が入るんです。

交渉力のある薬剤師転職エージェントってどこ??

時短制度を利用する転職、これは結構難しいところで、「その担当者の力量次第」なんです。

新卒でまだ1年目ですが頑張ってます!っていうエージェントだと少々厳しい、いや無理かもです。ある程度薬局と長年のパイプのある担当者ですね。

腕のある担当者が付けば、あなたに親身になって交渉してくれます。繰り返しますが、難しい交渉とは言え、転職できるとエージェントの報酬に繋がるから。

先ほど「マイナビ薬剤師」を例に出したんですが、交渉となるとやっぱり担当者次第なんです。だから大手だからいいと言う事もないし、小さい会社だからいい、という事もない。

ここに、あなたの運の要素が絡んでくるんです。

世の中、結構運です。

ただ、よくある年収交渉じゃなく「正社員で最初から育児短時間勤務を使う」という難しめの交渉。

ダメ元くらいの感覚でいた方がいいかもしれませんね。そして早めに、気長に探すこと。

腕のある転職エージェントが担当になった、たまたま希望に沿う求人があった、それに懸けて、正社員での転職の道を探してみればいいのかなと感じます。

絶対無理、という事でもないですから。半年程度掛け、気長に探すのがコツかもしれません。

割合として、担当者がしっかりしてる会社は以下です。何社も登録せず、1~2社ずつにしましょう。ダメなら次、という感じでOKです。

まず利用したい会社マイナビ薬剤師
薬局求人が多いファルマスタッフ
企業含めて求人豊富リクナビ薬剤師
エージェントに信頼ファーマキャリア

【まとめ】薬剤師と育児短時間勤務と転職

薬剤師として正社員で働き続ける事は、育児短時間勤務制度が3歳、6歳までだととても厳しい環境と言えます。

パート転換も考えなくてはならない時期かもしれませんし、働き方を見つめなおす機会となっているはず。

もし転職しても、1年間は育児短時間勤務制度は使えない可能性大なので、エージェントの交渉力次第。まだまだ30年、40年と働いていかなかくてはならない世の中。お金もかかりますよね。

よりよい選択が出来るよう、すぐ行動が吉です。そんな人気求人はすぐ無くなりますし、運の要素が強いのです。「3歳になるまでには」ではなく、早目の対策が必須です。

悩んでいる、、、のでは時間が過ぎるばかり。

悩み続けるくらいなら、まずはマイナビ薬剤師に登録し、今の時短制度上の悩みを伝えて、よりあなた自身に合った仕事探しに繋げていきましょう。


◆以下は補足で、まだ未婚の薬剤師や学生さん向けに以前書いた記事を追記しています。

【補足】時短勤務で考えておきたい事【学生・未婚の方向け】

ここまでで「時短を転職先で薬剤師は使えるか?」について解説してきました。まだ、若い年齢の時から、ある程度薬剤師としてのライフデザインが大事という話です。

でも難しく考える必要はないんです。ライフデザイン=自分の人生の「ライフプランニング(生活設計)」を描いていくことです。

社会に出ると、お金を稼げるようになって、今まで出来なかった色んな事ができるようになります。

小学校から、大学まで、ずっと学生だった時から解放されるのです!(※どうでもいいですが、「学生」とは大学生の事で、小学生は「児童」、中高は「生徒」です)

薬学部が6年制になり、早くても社会に出るのが24歳。いろんな事情で26歳くらいになってしまう人も、割合としてはかなり多いでしょう。

もし4年制の大学を出て、22歳で社会に出ると30歳になるまで8年間の猶予がありますが、6年制の薬学部を出た場合は、それよりうんと短くなってしまいます。

就職活動、薬剤師転職活動の時点から、少しでもこうした観点を頭の片隅においておくことは、その後の生活設計をするうえで、とても大切な事なのです。

今日は法制度・福利厚生の観点から、女性薬剤師が働きやすい職場についてお話しします。LGBTの観点からふさわしくないかもしれませんが、今回の記事では「女性」と表記する事をご容赦願います。

薬学部空白の2年間が影響すること

女性の初婚年齢は、平均でちょうど30歳くらいです。(厚労省の人口動態調査より)

これは「平均」であって中央値ではありません。ボリュームゾーンとしては、女性は27歳代での結婚が一番人数が多くなっています。

私は4年制の薬学部を出ましたが、やはり卒業して5年くらいたった頃・・・つまりちょうど27歳くらいで女性友達(薬剤師)の結婚ラッシュが起こりました。(男性は30歳くらいでラッシュを迎え、私も30歳で結婚しました。)

薬学部は2006年から6年制に移行しました。

そのとき18歳で入学した学生は、だいたい30歳という計算になります。私は立場上、結婚式の上司役?としてお呼ばれする機会が多いのですが、なーんかここ最近少ないのです。

というのも、多くの6年制卒の薬剤師を見ていますが、結婚している人、男性はまだほとんどいません。

このところ女性が最近ちらほら結婚しはじめたかなというところであり、「薬学部2年間の延長」がそっくりそのまま意外なところで影響しているのです。

女性薬剤師が気をつけたい会社選びの福利厚生

婚期が遅くなってしまう事、それは無理もありません。

社会に出て、ようやく一人前に仕事を任されるようになったかなというところで、仕事に制限が掛かってしまうために、“急いで”結婚する薬剤師が減ってしまったように思うのです。

「仕事に制限、だなんて、女性差別じゃないか!けしからん!」すみません、そうです、そうなんですが、実際問題として、会社が制限を掛けているわけではなく、女性のライフイベントの中で“制限を掛けざるを得ない”状況が起きてしまうという事が多々あるのです。

そのような中でもしっかりとキャリアを重ねること、例えばいざ育児を行う際、しっかりと制度が整っているか、そういうポイントはしっかりと確認するべきです。

改正育児・介護休業法の短時間勤務制度

3歳に満たない子を養育する従業員について、従業員が希望すれば、1日の所定労働時間を「原則6時間」とする制度

「希望すれば」なので、希望しなければ、7時間や、8時間の勤務で問題ありません。

しかし、ここで注意が必要なのです。
「3歳に満たない子」ということは、3歳になったら時短制度を使用できなくなってしまいます。

しかし、それでも小学校にあがる前までは、保育園で対応ができます。が・・。

一番つらいところなのが、小学校に上がってからなのです。

小学校も、3年生、4年生になれば大丈夫となってくるでしょう。でも保育園ないし幼稚園を出たばかりの小学校1年生の子供、夕方には帰宅します。

一人で大丈夫でしょうか?そうなのです、大丈夫ではないので、たいてい、このタイミングで退職ないし、パートに切り替えてしまう女性が非常に、多いのです。

薬学部生さん、時短制度などの福利厚生を見ていますか?

先ほど簡単にではありますが説明した育児短時間制度。

これは法律で決められているものです。どんな職場に入っても利用できます。ただし、これはあくまで法律であり、これを上回る制度がある会社も、あるのです。

法定を上回る時短制度

まず製薬企業ですが、大手製薬企業ではほとんどの会社で小学校3年生に達するまでの時短を取得する事ができます。(まれに小学校6年生まであり)

MRであれば夕方以降に医療機関を訪問できず、時短をとるのはつらいところですが、会社が支えてくれる制度は整っています。

そして、う~ん、まず、のあとがですね、続かないのです。ドラッグストア、調剤薬局、これはもう、具体的な社名を少し出すレベルでしか、福利厚生として働きやすい時短制度を用意している会社はありません、残念ながら。

いくつか、あります。「小学校入学前」という時短制度でも、十分に法定を上回る制度を持つとてもすばらしい会社だと思うのですが、先ほど申し上げたように、一番の問題は子供が小学校低学年の時なのです。

ここを、就職活動、転職活動をする中で、企業研究をする際に注目してみてください。もっとも、ドラッグストアや調剤薬局では一般企業と比較してとても転職しやすいです。

パートへ形態変更、またはパートとして転職することにより、時短よりも、より柔軟に働くことができるので、まぁやっぱり薬剤師は働きやすい職種です。
薬学部が6年制になり、世の中の認知度、という部分についても進んできましたね。

一方で、6年制という部分に対する課題、主には受け入れ体制・そして学生自身の問題、という議論も尽くされてはいませんし、課題がたくさんです!

薬学部にいる期間を短くすること

少なくとも薬学部に入ったからには留年、国試浪人はなるべくせず、できるだけ〝ストレート”で社会に出る必要が非常に大きくなっている事は事実です。

なぜならば、仮にストレートで社会に出るとしても、18歳で大学入学し、卒業が24歳となります。

これに一浪や留年、国試浪人などが加われば、卒業時には25歳、26歳といったことはまったく珍しい事ではなくなりました。
(私は2003年に卒業しましたが、周りもほとんど、ストレート卒業でした。私は浪人しましたけどね。)

何が言いたいかというと、社会にでる年齢が高くなるという事は、ある程度ライフイベントも考慮に入れた働き方ができる会社に入った方がよいという事なんです。

またはある程度の段階で、転職という手段を使って働き方を見直す必要があるという事なんです。

男性女性問わず、結婚、子育て、或いはそういった選択をしない事も考えて会社選びをしないと、時には大きな損失につながってしまう事は紛れもない事実なんです。

ライフイベントを考えよう

製薬企業で従業員数も数千人規模の大会社であれば、女性が働きやすい環境が用意されている場合が多いです。福利厚生も充実し、お休みもとれ、給与も満足。

しかし逆の見方をすると、例えば配偶者が転勤をする際に単身赴任せざるを得ないのか。また、子が保育園に入れなかった時退職するのか、その他生活してゆく中でのイベントの中で「退職という選択を取りづらい」という事が最大のデメリットとなります。

せっかく“いい会社“に入ったのに、となりかねないんですね。

お金があれば幸せっていうものではありません。

ある意味贅沢な悩みでもあるものの、そういった生活を前提に住宅ローンを組んでいる家庭も多くある事を考えると、うらやましい問題だ、で片づけてしまうには乱暴すぎると感じます。

当事者にとっては厳しい現実もまた、隣り合わせで存在しているという事も理解が必要ですね。

一方で、チェーン調剤薬局に関して言うと、大手チェーン内であれば希望に沿ったフレキシブルな異動がしやすいです。

また、今は個人薬局で働いているよっていう方でも、引っ越し先であらたな就職先を見つけることは、たやすいことであることは、薬局で働く事の最大のメリットです!

やっぱり働きやすい薬剤師

一番自由に働けるのは、男性はなかなか少ないものの、薬剤師パートです。
子育ての段階に応じて勤務時間・曜日も会社と相談の上で働く事ができますからね。

やっぱりパートでこれだけ稼げる仕事は他になかなか無いのです。

時給2,000円として、1日7時間で14,000円、15日勤務で210,000万の月収です。
(中小企業の新卒でもこんなにもらっていません)

薬剤師はかなり転職のしやすい仕事です。MRから未経験で薬局に勤める方もいますからね。

普通であれば、どんな難しい資格を持っていても、経験が無いと就職先なんぞないものです。(40歳の薬剤師が急に、司法書士や、税理士資格をとったところで、経験がなければ、働き口はまず無いです)

就職先の競争率という部分では狭き門である会社・職種はあるものの、「薬剤師」という資格を生かせる仕事は、とても多くあります。

自分自身で何が大切なのかを見極めながら、情報を集める事が大切です。自分の人生問題を考える際に、職業問題を抜きに考える事はできないのです。

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「転職で失敗する事」なんか無いように、ゆとりをもって行動するのが大切ですね。

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