薬学部生のみなさん、就職活動は慎重に行いましょう。
「いやいや、そんなもの、慎重になるに決まっているではないか!」
と思っている方であれば何も問題ありません。ところがそうでない安易な学生が多い事もまた、実感されるところなのです。
特に、国試浪人し「無事合格しそうだ・・さてどこに就職しよう」そんな場合にこそ、気をつけて欲しいのです。
「とりあえず病院に就職して、しばらくしたら薬局に転職かな」なんていう甘い時代は終わっています。
なお本記事の結論は、しっかり情報収集しつつ多方面でリサーチを行い、就職活動を行っていこうという事です。
特に来年卒業する学生であったり、国試浪人した方であれば、マイナビ薬剤師に保険として登録し、活用していく事がベターです。
薬剤師として就活した私のあやまち
かくいう私も、その当時は慎重に就活しているつもりでしたが、振り返ると今では考えられないほど、適当でした。どういう思考で就職先を考えていったかと言うと思考回路は以下のようでした。
- みんながどこを就活しているかチェックしたところ、同性(男)はほぼMRであった
- しかし、都心を離れたり転勤したりするのは嫌なので、MRは却下した
- とはいえ名の知れた企業がいいと思い、某製薬企業の研究職を志望する(研究したこと無し)
- 併願は、ドラッグストアか薬局しかないのだろうと思い、年収の高めなドラッグストアを選択
- 某製薬企業の面接であっさり落とされ、ドラッグストア、一本に決める
- 給与水準と薬局併設ということもあり、1社のみ面接し、三顧の礼を持って迎えられる
- が、就職初日の研修で怒鳴られるなどいわゆるブラック企業であったため、1年で退社
以上です。申し訳ありません。
その当時の私は、薬剤師にはどんな就職先があるのかなんて、ほとんど調べもせず、薬剤師といったらMRかドラッグストアか薬局か、でしか行動していませんでした。(当時は病院の求人は極めて少なかった)
もっとも、今よりも就職情報が圧倒的に少ない事もありましたけども、友達が「公務員になった」と聞いた時には、「えっ、薬剤師で公務員なんてあるの?なんかのコネ?」という具合でしたので、まぁほんと、いい加減なものでした。
災い転じて福となった
ただ補足して言うと、特に調剤薬局を軸とすれば、薬剤師は転職で年収が上がっていく側面が強く、つまりなんて言うんでしょう、今わたしは某チェーンの調剤薬局で働いていますが、同じ年齢で新卒で入社した方よりもかなり年収が高いんです。
加えて言うと、MRになった友人達もだいたい35歳を境に、MRという立場からは退く人が多いんですけれど、30代では大手製薬のMRと遜色ない年収をもらっていたと思います。
ただこれは結果論的なところであり、何がどう作用するかを考えて行動していたわけではないので、くれぐれも就職活動は時間を掛け、自分でリサーチし、後悔のないようにしてください。
薬学生、就職活動に何をすればよいか
先ほど少し触れたように、今はネットでたくさんの情報を得る事ができます(このブログもそういうサイトを目指しています)
ただ一方、情報の海に溺れてしまうことも。無数にある、情報からいかに取捨選択できるかが、就活成功の鍵と言っても過言ではないでしょう。
とは言え、まずすべきことを過去を振り返って、お伝えしますね。
①就職したい業態をリサーチする(企業、薬局、病院、ドラッグストア、公務員、などなど)
②その業界について調べる(ネット、会社説明会、先輩に聞く、友達に聞く、などなど)
③納得できたならば、その業態の中での就職先候補を幾つか選定し、その会社のサイトをチェックし、会社説明会にも足を運ぶ。
④就職希望の企業にアタック!
⑤保険として必ず就職支援会社(最大手のマイナビ薬剤師)に登録しておく
です。いくつか落ちても仕方ありません。人気高のところは。
私の失敗談も記載しましたが、なんだかんだ言っても薬剤師は就職先が無いなんて事はありません。だから心配しないでください。
私は大学を2000年に卒業しましたが、当時、世間はいわゆる超就職氷河期でした。同じ大学を出ても、薬学部含む医療系学部を除き、正社員になれない人たちだらけでした。
まぁ、つまるところ、世の中運というか社会情勢が大きく左右します。私みたいな馬鹿にならないように、学生のみなさんは頑張ってくださいね。

「将来を考えると違う仕事をしたい!」そう感じても、実際どう行動すればいいか分からない薬剤師がとても多いです。
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◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな悩みを解決するには、自分に合った転職サイトに登録し「相談」する事。
「転職するかしないか」は、転職活動を始めた後に決めれば問題ないからです。

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