薬剤師と就職・転職活動

3年目の薬剤師が転職するか悩んだ時は?【理解しておきたい事】

社会人3年目、薬剤師としても、薬局では早い人であればすでに管理薬剤師として働いている人もいるかもしれませんね。

年齢という部分でも多くの人は30歳手前、、、という所ですから、転職を考える時期に差し掛かっていてもおかしくありません。

色々悩むんですね、薬剤師3年目というのは。わたしもそうだったし、周りもそうだった。転職する人はかなり多かった。

  • 今の年収はちょっと少なすぎでは
  • 将来を考えると今の職場でいいのか
  • もう少し自分にあった分野に
  • このまま一生働き続けるのか

など、薬剤師としてという部分もあるし、社会人としても避けては通れない悩みを抱えやすいのが3年目といったところです。

基本的に「3年目薬剤師」が転職する事は薬剤師の需給面でも大きな支障は少なく、悩みがあるなら転職した方がいいというスタンスでこの記事を書いています。

ただ転職しない方がいいケースもあるので、適宜補足として説明していくので参考にしてください。

また転職活動したけど結果として今の職場に留まる、そういうケースもたまにあるので、基本的に退職前に求人探しを始める方が望ましいです。

薬剤師3年目の悩みが「年収の不満」なら転職はあり

まず薬剤師って転職でほぼ間違いなく年収はあがります。これは変な煽りとかではなく、事実です。
(※20代ですでに年収700万超えてるとかだと、僻地や離島などに行かないとちょっと無理なケースが多いです)

お金の悩みって小さいようで大きくて、というよりも人生設計上「しっかり考えなくちゃいけない」事には間違いありません。

病院から薬局に転職したら年収が上がるのはほぼ間違い無いですが、薬局から薬局でも大幅に年収が上げられるのが薬剤師3年目あたり。

逆説的な事ですが、3年目くらいで転職する薬剤師って多い。それだからこそ、新卒採用していても、人材として枯渇しやすい部分なんです。

3年目だと薬剤師としてはまだ一人前とは言えないのでは?と思うかも知れませんが、人材として一番需要があります。

一番の強みは若さで、なおかつ経験値もそれなりに高くなっているからです。

薬剤師はどの年代でも転職する人が多いんですが、なかなか3年目あたりって割合としてはどうしても少ないんです。つまり一番欲しい人材が少ない。

デキる40歳と、それなりに経験を積んだ30歳なら、迷わず後者を採用します。

つまり、もう数年掛ければ1人前に育ってくれるくらいの薬剤師を、どの薬局や企業なども採用したいんです。

中には「頑張ってるんだから自分で社長や人事に交渉して年収を上げてもらおう」と思う薬剤師もいるかもしれませんが、本当に小規模、、、つまり新卒採用が難しい数店舗規模の薬局などでないと基本的には無理ですね。

特に大手チェーンなどだと新卒入社の場合は給与テーブルに沿って昇給していくので、転職しないと年収が上がるまでに10年とか必要になってきます。

しかし大手チェーンであっても転職で入ると給与テーブルを無視した年収提示をしれくれるので、大手チェーン→大手チェーンといった転職でも収入面でも十分メリットはあります。

3年目の薬剤師ならば、普通に転職活動しても年収は上がるケースがほとんどですが、「マイナビ薬剤師」そして「リクナビ薬剤師」など、大手2社くらい求人サイトを活用して探して貰えば、働きやすい職場探しを兼ねられ安心です。

薬剤師3年目なのに仕事量が多すぎて転職したいケース

仕事がテキパキと出来る薬剤師に多い傾向なんですが、まだ自分自身ではそれほど自信なんてついてないと思ってるのに、やたらと仕事を抱えてしまう事があります。

「仕事が出来る裏返し」でもあるんですが、だんだん働きにくくなってくる職場で働いているとこういう状況に陥ります。期待って、度が過ぎると重荷にもなる。

かかりつけ薬剤師をやたらとるように指示されたり、在宅業務で電話対応など休日も休めなかったり、でもその割には収入にも恵まれないのが特徴です。

まさに過去の私がこれに当てはまってた経験があります。

薬局・病院など職場によってカラーが異なる

薬剤師3年目でそこまで仕事を任されるって、人によっては「羨ましい」と思われる事も触れておきます。あなたが薬剤師として社内でどんどん出世したい!今の職場でそう思うなら、今の職場に留まり続けるべきです。

なぜかというと薬局などの環境(=人員構成)によって出世しづらいから。

つまり40代以上の管理薬剤師が多くいるなどだと、管理薬剤師になりたいと思ってもなれないという環境があるんです。

これは病院や企業でも同じ。極端な例かもしれませんが、企業の管理薬剤師などだと、あなたと上司2人しか薬剤師がいないようなケースもあります。そうすると、その上司が退職するまではずっと「平社員」のままという事になりますよね。

あまり責任を負いたくないという人が多いのが現実ですが、出世欲のある薬剤師ならそういった点に注意が必要ですね。

ただし、出世していきたいと思っていても上記の理由によって出世出来ず、ずっと年収も低いままという残念な場合もあります。

今の職場で仕事を多く任されてはいるものの、「上がつかえてる」のなら、仕事ばかり増えて不満が溜まる一方というのならば、将来を考えるきっかけにしてもいいかもしれません。

【補足】薬剤師の転職理由

ちょっとここで「薬剤師3年目」とは関係ないものの、どのケースでも当てはまる転職理由について。

薬剤師は転職する人がとても多いんですが、転職理由は結構集約されてきます。もちろん薬剤師に限った事でもないし、10人の薬剤師がいれば10通りの転職理由があります。

ただ多いのは以下いずれかという事が大部分です。

・年収・時給面の不満

・人間関係をはじめとする職場環境が悪い

・仕事の負担が重い(働きやすさが無い)

仕事って色んな事で悩むし、転職で解決出来る事もあれば出来ない事もあります。あえて転職せずに少し我慢するという薬剤師もいるでしょう。

ただ目安として「5年後に今の職場で働いてる将来像が見えない」「すでに出勤するのが苦痛」という状況ならば、早めに転職を考えたほうがいいかもしれません。

薬剤師はいつか過剰になる!なんて言われてる割には全く充足しないんですが、とは言え5年後だと状況が変わってるかも知れないからです。

繰り返しなんですが、薬剤師3年目あたりの人材は需要がとても大きい。働きやすい環境や、今の一番の不満を解消するには時期としては最も良い時期と考えてもらってよいでしょう。

3年目の薬剤師が転職で失敗しないために

今の仕事に不満やストレスがあって転職を考えていても、いくら需要が多い3年目薬剤師とは言え、求人探しに失敗してしまっては意味がありませんよね。

まず大切なのは、一番の不満の理由が何かを明確にしておくこと。5つ不満があって全てを解決する事は難しいかもしれませんが、4つ解消出来ればいい転職と言えます。つまりある程度の妥協点を考えて置くことも大切です。

  • 通勤時間がちょっと長いけど、年収が100万上がるならいいかな
  • パートで収入が落ちるけど、土曜日確実に休めるならいいかな
  • 収入は下がるけど、通勤が10分と非常に楽
  • 人間関係をリセットしたいから、とりあえず薬局ならどこでもいい
  • 自分のやりたい仕事をさせてくれるから、多少の残業はヨシ

上げだしたらキリはないんですが、大切な事は、今の不満を解消出来るかどうかだけは大切にしたほうがいいです。

もちろん「本当は自宅から通いやすい薬局を探していたのに、実際転職活動を始めたら思いも寄らない年収に惹かれてそちらに転職した」など、妥協点が変わる事も転職活動を通じてはあるでしょう。それはそれで違う世界を経験出来てよいものです。

新卒薬剤師3年目なら転職で年収が上がる、だけどあえて年収をとらず働きやすさや、やりたい事をとるのも大切な事かもしれません(ただたいていの場合、収入は上がります)

企業求人の場合などだと「35歳まで」など年齢で区切られてしまう求人も多いのが現実。多くの求人を紹介してもらうなかで、仕事へのやり甲斐という忘れがちな部分も思い出させて貰えるものなんです。

とは言え自分だけでは考え切れない事があるのも事実。転職活動を始めると多く求人を紹介してもらえますが、マイナビ薬剤師リクナビ薬剤師の担当者さんに相談する、そういうスタンスで心配は要らないのです。案ずるより産むが易しですね。