薬剤師と就職・転職活動

薬局を辞めたいと思う薬剤師の対処法|辞めさせてくれない場合でも大丈夫

まず、この記事は「こんな薬局辞めてやる!!」ってバシッと退職願いを出せるような方向けの記事ではありません。

「毎朝薬局に行きたくない」

「夜も仕事の事で不安になる」

「この薬局、辞めたいのに辞められなくて、辛くて限界」

という薬剤師に向けた内容です。

理想と現実のギャップという場合もあるし、スタッフの入れ替わりで環境はすぐに悪くなるものです。

薬局を辞めたいけど悩んでいる。もう(心の中では)辞めようと決めてるけど、言い出しづらい。そんな薬剤師に向けて対処法を紹介しますね。

まず大前提なんですが、強いストレス、まして身体を壊してまで続けてはダメです。

あくまで仕事なんです。アスリートではありません。限界に挑戦する必要など、何もないんです。

そこを理解しておかないと、長い人生「働きつつ充実した人生」を送る事なんて出来ないんです。

もちろん、今働いている薬局を辞めなくてもいい、そういう選択肢もあるかもしれないけど、「逃げるは役に立つ」っていう思考回路を持つ事も大切。

参考:労働基準に関する法制度(厚生労働省)

「今働いている薬局を辞めたい、どうしようか」

そういった薬剤師に向け、私自身の体験も交えつつ、これからの社会人人生を少し良くしていくためのヒントになればなと思います。

薬局を辞めたいのに限界まで挑戦する意味はない

薬局で働いていて「辞めたいと思った事が無い」なんていう人は、たぶんほとんどいない。これは間違いないです。

30代の薬剤師であれば、平均2〜3回程度転職経験があるのが普通。つまり、それだけ働きづらい職場も多いっていう裏返しですよね。

あまり職場を変えすぎるのもアレかもしれないけど、幾つか見ないと分からないのも事実。

100%今の職場に満足している人なんていないと思うし、職場、特に狭い薬局の中で生じるストレスっていうのは、相当な程度の慣れ、つまり耐性が必要なほどつらいものです。

でも、そのストレスは社会人として経験する当たり前の物では無いかもしれません。

私自身、薬局・ドラッグストアにおいてはいわゆる「ブラックな会社」は無いと思っています。

しかし、例えば100薬局あるチェーンであれば、会社として悪いとは言えなくても、とある薬局で「ブラック化」が起きます。

※数店舗規模の薬局で辞めたい状況ならそもそも論外で、辞めるべき

つまり「会社自体が嫌」というよりは、今働いている職場が嫌で辞めたいケースがほとんどです。

大手チェーンと言っても、アイン・日本調剤・クラフト・クオール・総合メディカル・・・たくさんありますよね。

どこも新卒薬剤師が多く入社する会社で人気がある。

だから今の薬局を辞めたいっていうのは、会社の問題というより、職場の問題なんです。

さて例えば、あなたが勤める薬局で、以下のような状況に陥ってしまったら要注意、というか即刻辞めた方がいいです。

  • パワハラがまかり通る(度を越して叱責される・怒鳴られる)
  • セクハラで嫌な想いをする(同性同士でもプライベートな事を聞かれて嫌な事は多い)
  • どう考えても極端な、薬剤師・事務不足での運営
  • 倫理的におかしな状況(薬歴未記載等)
  • 人間関係がどうにも耐えられない

しかし、いざ「辞めよう」と思っても、やっぱり薬剤師不足の状況。薬局を辞めようと思っても、引き留められるっていう可能性もあり得ます。

と言っても「辞めます」が言えない人が多い

私自身の経験としても、新卒で入社した薬局で退職を切り出すまで、相当時間が掛かりました。自分一人で悩むことじゃなかったんですけどね。

辞められないのは優しいから

人に気を遣い過ぎてしまうあなたは、いつまでも「薬局を辞めたいけれど、辞められない」という状況に陥ってしまい、いつか精神的にも苦しい状況になりかねませんよね。

優しい性格が災いして、もしかしたら、今その一歩手前かもしれません。

「いやいやw 気を遣ってなんかないけど、単に今の薬局ひどすぎて辞めたい」という方でしたらすみませんm(_ _)m

ただたいてい、辞めたいけど躊躇し悩んでる人は「自分がいなくなったら薬局が薬剤師不足になってしまう」「迷惑を掛けちゃう」そう考える傾向が強い人です。

もっとも、薬剤師の配置は薬局開設者が考える事であり、あなたが考える事ではないんです。辞めたくなっちゃう環境のせいですよね。

もちろん、ある程度だったら耐えられるかもしれませんし、世の中理不尽な事も多く、多少の忍耐は必要です。

でも、その限度は自分自身では分からないです。まぁ3年我慢しようなんていう内に、まじめな話、病んでしまう方がとても多いのも実情です。

薬局を必ず辞めたい場合の方法

薬局をすぐに辞めたくても、一般的には、上司に退職の意向を伝える→二ヶ月後などに退職、という流れです。

ただ、この薬剤師不足の折、当然の事ながら、なんとかしてあなたを引き留めようとします。(私が上司であっても、あなたを引き留めるはずです)

円満に退職できるのが、もちろん理想かもしれません。でも繰り返しますが、無理して働いて、身体を壊したら終わりなのです。

失った時間は帰って来ません。

ちょっと私の退職経験談です

少しすみません、私の過去の話です。

上司に「退職したい」と伝えるのは、心が痛むもんです。薬局内では劣悪な環境でも、相談できるような上司は優しかったりますからね。

私は・・薬局、企業、ドラッグストア、計3回退職してますが、初めは退職を申し出る事に3ヶ月費やしました。

私のように、3回も退職すると“慣れ”ますが(笑)、それでも初めは辞める事を申し出る事自体に、大きな苦痛を感じてしまっていた程。

もちろん嫌だから辞めるなんていう理由ではなく、はじめは円満に退職しようしましたが、そうすればそうするほど、確実に引き留められます。

ぶっちゃけて言うと「嫌で薬局を辞める」に、円満も何もないのです。

3年はまず我慢して働けというようなエライ人の話しもありますが、3年我慢する必要はありません。

むしろ私の中では、20代のうちに薬剤師として違う業界で4社、色々経験できた事はとても貴重な財産です。

今辞めたいと思いつつ働いている薬局、3年後、10年後、働いていると思いますか?

まぁあれです、色々悩んでいるのなら、早めに行動する方がいいです。毎日がつらいですから。

薬局が引き留めきれない状況は2つ

薬局上司は薬剤師であるあなたを、なんとか引き留めようとします。それでもどうしても無理だという場合があります。

つまりあなたが確実に薬局を辞められる状況になるのは、次の2つです。

  1. 次の転職先が決まっている
  2. 退職願い(退職届け)を出す

以上の2つについて、次から簡単に説明しますね。

薬局をスムーズに辞めるには次の就職先をある程度決めておく事

順序としては、先に退職願いを出す方が手っ取り早く「次の就職先が決まっています」となると、それ以上の引き留めは会社としては、非常に困難になります。

薬局や、ドラッグストア、病院、薬剤師の転職先はいくらでもありますよね。その点は心配なし。

次の就職先が正式に決まってなくても、転職活動を実際に始めれば、転職エージェントが担当について色々とアドバイスをしれくれます。

登録すると担当者さんから電話が掛かってきます。色々ヒアリングしてくれるので、今の状況、つまり辞めたいのに辞められなく、困っている状況を相談するのが近道。

ちなみにですが、薬剤師の転職支援会社の担当者さんは「今の薬局をやめたい」という相談も親身になって乗ってくれるので、「スムーズなやめ方」も教えてくれます。

これは私が昔知らなかった事で、結構ありがたいです。

「いや、薬局辞めたいわけで。だからまだ次の仕事なんて」って思うかもしれませんが、その点は心配はいらないです。

薬局を辞めてから2ヶ月休養し、働き始める。そうすればしっかり休んでから、仕事に復帰出来ます。

もちろん中にはすぐに働き始めたいって薬剤師もいると思うんですが、その辺は自分自身の希望に合わせてで大丈夫。

例えば、マイナビ薬剤師であれば、担当者さんがしっかり対応してくれます。まずは今後の仕事の相談という形で大丈夫。

休みをもう少しとりたければ、4~5ヶ月後の転職でももちろん大丈夫です。退職願いなど、担当者さんに聞けば全部教えてくれます。

私の体験談を織り交ぜた都合上、少し記事が長くなってきてすみません。

いったんまとめです。

一つ言えるのは、「薬局辞めたい」なら深く考えず、まず相談してみる事が大切です。

深みにハマると、抜け出せなくなるんですよ・・・ほんとに。

マイナビのサイトとか見ると「転職希望時期は?」みたいな入力フォームもあるんですけど、まずは薬局辞めたいだけですよね。

だから、3ヶ月先とか半年以内とか、転職するのは結構先でも大丈夫です。

悩んでるならあまり深く考えず、まずは相談した方がいいです。

ポチって、後は身を任せてみてください。

マイナビ薬剤師(外部サイト)

たった2~3分掛けて登録するだけで、たぶんちょっと人生変わります。

薬局を辞めたいのに辞められない場合

薬局を辞めたい。そして辞める方法については、すでに上記で解説しました。

ただ中には「まだ次の仕事なんて考えられない」だから「とりあえず薬局辞めたい」っていう薬剤師もいるはず。気持ちは分かりますw

基本は「薬局辞めたい」ですからね。

ただ「未来を想像する」っていうのは、割とベターな方法なんです。だから先程の方法をお伝えしたんです。

ただ薬局辞めるだけなら退職願を出すだけだけど

薬局を辞める際に退職を申し入れて、退職願いを出す。きっと簡単に辞められる。こんな事、当たり前の事と思うかもしれませんよね。

でも、これだと簡単に辞めることは至難の技なんです。

どれくらい難しいかというと、3回退職届を書いた事がある私でさえ、それなりの下準備が必要です

多いのが上司からの「分かった。ひとまず預かっておくよ、まずは話そう」なんていう、曖昧な対応をされてしまうのが落ちです。

ひとまずじゃなくて、退職届は永遠に預かられます。

そしてどの会社にも「引き留めのベテラン」みたいなのがいて、その時に限って褒められたり、じゃぁ異動してみようかとか、言われます。

私も以前の薬局で、退職を願いでたら知らん人から連絡がたくさんきました(笑)

普段は冷たいのに、退職を切り出した、そんな段階になって始めてそういった「温かい」対応をしてくる会社は、正直多いです。

もちろん、あなたが有能であればあるほど、会社は無理にでも引き留めようとします。それは当然の事ですよね。

優秀だからこそ、辞めたくなるような薬局じゃなく、働きやすく能力を発揮できる職場の方がいいんですが・・

就業規則などに「退職は〇ヶ月前に申し出を」なんて書いてあっても、法的な根拠はまったくありません。

仕事を辞める事もまた、労働者の権利ですから。でもやっぱり引き留めにあうと、辞めづらくなってしまうのが事実です。

退職届けを曖昧にされないようにする方法

上記のような対応をされてしまい強引に辞めさせてくれない状況であれば、かなり精神的にも厳しい状況ですから、退職代行サービスを使うのも手です。

「退職代行とは何だ」って思う方もいるかもしれませんが、最近はテレビでも大きく取り上げられているので、知ってる方も多いかもしれません。

「もう薬局に行くのすら辛い。出社が辛い。」そんなよくある場合に、あなたが無理せず、退職をあなたに代わって行ってくれるのが退職代行サービス。

正直言って、一刻も早く薬局を辞めたい薬剤師は、ここで「どうしようかな」と悩む前に、まずは相談してみることですね。

まあ、基本はあまり使わない方が良いと思います。転職サイトのエージェントは「薬局を辞めたい人が上手に辞める方法」も知っているので、どうしてもという人向けですね。

薬局を辞める勇気が必要な事もある

最後に、私は今、薬局のエリマネや薬剤師採用をやっていて、過去いろいろな薬剤師を見て、そして自分自身を振り返って思う事です。

薬剤師として、社会人として時間を経ると、仕事も経験を積み、年齢を重ね、収入も上がり、そして家族を養う立場となる人も出てきます。

そうすると、いくら肉体的にも精神的にも限界に近いと感じても、薬局を辞めるという手段を取れなくなってしまう薬剤師が多いという事。

薬剤師は転職で年収も上がっていきますが、とは言え、都内で年収800万円の薬剤師がそれを維持した転職はほぼ不可能です。

でも、身体を壊してまでやる仕事などあるのでしょうか。

家計の面で、家族の事を考えると辞められないという気持ちは十分理解できます。上司ではなく、家族にこそ言いづらい事かもしれません。

しかし時に辞める勇気を持つことは、あなた自身、そして家族にとって、長い人生においてとても大切な事です。そこに後悔が生まれる事などないのです

そのため、少し客観的になるため、「第三者」とも言える外部の転職エージェントなどに相談してみることが大切なのかなと思うんです。

まだまだ人生は長いですよ!

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【関連記事】
ボーナスをもらってから退職ってベストな選択なの?薬剤師は転職時期に注意!

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