薬局で薬剤師の面接すると結構聞かれます。「土曜日お休みとれますか?」と。
求人票には「日・祝、その他平日1日」と書いてあるんだけどなぁと思いつつ、まぁシフトでうまく調整すれば出来ない事はありません。
ただそれも大型薬局の話で、少人数でやってる薬局だと中々そうはいきづらいのです。基本的にはパートさんは土曜がお休みの事が多く、正社員のみで営業している薬局が多いためです。
もちろん今は、パート薬剤師でも土曜出勤が増えています。それは後ほどお伝えする地域支援体制加算とも関係してきます。
「どうしても土日休みの薬局で働きたいんだけど、うまく探す方法は無いかな?」
「家庭の都合で土曜日はどうしてもお休みが欲しい。でもパートだと少しお給料が下がってしまうし・・」
というあなたの要望にお応えできるよう、対策を解説していきます。
結論から言うと、長期戦覚悟で薬剤師転職支援会社を使いつつ、就職活動をしていきましょうという事です。
ただ、やみくもに探すと効率が悪いので、いくつか注意点を解説していきます。
ちなみにネットでも少し探す事が出来ますが、あっても「実はもう募集してない」場合が多いので注意が必要です。
非常に少ない「土日休み」の薬局
土曜日休みの薬局ははっきり言って少ないです。つまり、薬剤師求人も少ない。まずその事情についてしっかり理解しておかないと、ただのわがままとも捉えられないので少し説明していきます。
土日休みの薬剤師求人は少ない、とは言え、私の働く社内の薬局を見れば、数店舗ほど土日が定休日の薬局もあります。門前のクリニックの都合ですね。
これは言いかえると、「土日休みの薬局を探す」というよりも「土日休みのクリニック(病院)を探す」と言う方が、適切かもしれません。
また弊社内の話で申し訳ありませんが、一方でお正月無し、ゴールデンウィーク無しのような形で、年間350日以上は営業している薬局もあります。
地域支援体制加算について
かかりつけ薬剤師・薬局という事情から、24時間対応を理想的には求められているという事もあり、やはりなかなか土日休みが減っているというのが実情です。
また薬局として利益を稼ぐには、“地域支援体制加算”がわりと大事な訳ですが、土曜日がお休みだとその加算が算定できません。
もともと土曜日を閉局としていた薬局でも、この地域支援体制加算の取得のためだけに開局している薬局もあるほどです。
まずその事情を把握しておいて下さい。ただ、土日の問題だけではなく、この加算をなかなか算定できない薬局があるのも事実です。
地域支援体制加算をとれない薬局
地域支援体制加算をとれない薬局は、先ほど述べた土曜日に閉局している事もありますが、幾つかの他の要素もあります。
例えば以下に例をあげると、
- かかりつけ薬剤師がいない
- 処方箋集中率が高い
- 在宅の実績が無し
他にも幾つも条件がありますが、結構引っかかりやすいのが上記3つです。これに該当すると算定できなくなります。
特に地方でクリニックとマンツーマンでやっている薬局などは処方箋集中率が極めて高くなるので、地域支援体制加算を算定する事ができない場合が多くなっています。
つまり、チャンスは無きにしもあらず、という事です。都内でも処方箋集中率の高い薬局はかなり多いのです。
薬局で土日休みを勝ち取る転職法
しかし、いちいち土日休みのクリニックを探すのも相当な手間ですし、そもそも、その門前薬局で薬剤師を求人しているかも分かりませんよね。
こういった場合は、積極的に薬剤師の転職支援会社を利用していく必要があります。個人の力では無理ですね。
転職支援会社を利用する際の注意点
あなたがお住まいの地域によりますが、東京都など薬剤師転職支援会社が多くあるところもあれば、かなり手薄なところもあります。
都内であれば粘り強く探す事も出来ますが、極端な話、へき地などだとちょっと厳しいかもしれません。それは薬局の数の問題であって、どうしようもない事です。
ちなみに私は以前、製薬企業の工場で働いていましたが、土日休みです。企業は土日休みですが、案外と求人は多いのです。理由は2つあり、年収が低いから、そしてちょっと地方にある事が多いからです。
年収で言うと350万~といった具合ですので、それならばパートで働いた方がいいかもしれませんね。企業については管理薬剤師のケースが多いと思うので、残業はほぼ無しで、結構それはそれでメリットのある働き方だと思います。
こういった企業の求人も案外多くあるので、「薬局」そして年収が落ちてもいいなら「企業の管理薬剤師」という選択肢も考慮に入れてみてはどうでしょうか。
もちろん転職会社を通じて求人案内があった際の検討でOKです。年収についてはばらつきが結構大きいためです。
土日休みの薬局を探すために登録したい転職支援会社
冒頭お伝えしたように、土日休みの薬剤師求人は、少し長期戦になると思います。
また、競争率が非常に高いです。
そのため、なるべく早めに転職できるようにしておく事、そして出来るだけ多くの薬剤師転職支援会社に登録しておく必要があります。
いくつもの転職支援会社を利用する意味などあるのかな?と思う方もいるかと思いますよね?これにははっきりとした理由があり、以下2点です。
(1)薬剤師が少し足りていないが、薬剤師転職支援会社に求人を出すと少し手数料が掛かってしまうので、求人を出していない
(2)薬剤師が足りていないので、薬剤師転職支援会社に求人を出すが、何社も出すとお金がかかるので、大手だけ、あるいは中小規模の会社にだけ求人依頼をする。
つまり、ある薬局が土日休みの薬剤師求人を出していても、その支援会社で取り扱っているかは分からないという事です。
また、会社あるいはその転職会社の担当者さんによっては「土日休みの薬局など少ないから面倒だな」と思ってあまり積極的に動いてくれない可能性が、結構あります。
私も経験がありますが、何社も登録したとしても、自分の要求と大きく異なると、転職会社の方から連絡が途絶えてしまいます(私の場合は年収でした)。
極端な話、あなたのすぐ近くの薬局で土日休みの求人が出ていても、知らずに終わってしまう、なんて事にもなりかねないので、複数社の登録は必須です。
以下、本当に土日休みの薬局で働きたい方だけお読みください
まず薬局の背景を理解して頂き、そして薬剤師転職支援会社の視点もお伝えしました。
特に土日休みの求人を探す際にポイントとなるのは、転職支援会社です。ここの担当者さんがいかにやる気をだしてくれるか、それが焦点となってきます。
そしてあなたにやる気があれば、ここからは簡単です。
薬剤師転職支援会社に登録し求人を探そう
薬剤師の転職支援会社は、全国で約150社あります。地場産業といったら変ですが、例えば北海道を中心としている会社もあります。
そこで、これからお伝えする会社は、基本的に全国展開の会社です。よほどあなたのお住まいが、過疎地域で無い限りは大丈夫です。
イメージとしては人口20万人都市レベルであれば大丈夫です。或いはそこまでアクセスできるお住まいであれば、少しの長期戦を覚悟しつつ、就職活動していきましょう。
・・・まぁそんな大げさなものじゃないんですけどね。登録し、まずはすぐ電話で担当者さんと話をして、求人を探していくだけです。
ちなみにですが、登録しないと「非公開求人」が紹介されないので意味がありません。
以下、決してランキング順ではありません。ひとまず大手を先に記載していますが、求人を持っているか無いかなので、あまり気にしないでください。
ここからの作業は15分です
以下、お伝えする薬剤師転職支援会社に登録をしていきます。1社1~2分程度なので、それほど時間は掛かりません。
薬キャリエージェントは抜きにして、大手は電話だけの対応になるかと思いますが、面談可能であればしっかり面談し、担当者さんとの信頼関係を築く事が、とても大事です。
7社お伝えしますが、とりあえず3社くらいにして置きたいのであれば勿論構いません。ただ、土日休みは人気求人なだけに、取りこぼしを防ぐため、なるべく登録は多めにしておく方がベターです。
もう1点の注意点としては「1年後に就職したい」なんていうのは意味が無いので注意してください。なるべく出てきた求人にある程度すぐ対応できる方が見つけやすくなります。
以下、アクセスし、無料会員登録を行ってください。
以上、計7社です。
もちろん、これ以上まだたくさんの転職支援会社があります。ただ少なくともこの7社を利用すれば、少し時間は掛かっても希望にあった求人に巡り合える可能性は高くなります。
土日休みの薬局は人気であまり求人も出てきません。粘り強く探してみましょうね。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
今のまま5年、10年働けますか?漠然と不安を抱えたままの人生なんて嫌ですよね。
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求人 | 正社員から派遣まで多くの求人 |
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強み | 幅広い求人を扱っている |
弱み | 面接同行は無し |
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求人 | 都心部から地方まで網羅 |
サイト | https://www.38-8931.com |
強み | 薬局・Dgs求人に強く、収入upにも |
弱み | 企業の求人には弱い |
転職で一番大切なのは、早めの行動。「急いて転職先を探さないと……」と思ってから焦って求人探しをすると、判断が鈍ってしまうからなんです。
「転職で失敗する事」が無いよう、早めの登録&いい求人があったら転職するくらいのゆとりが大切ですね。
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