今は働き方改革の影響もあって、どの会社も残業には非常にシビアです。それは薬局や調剤併設ドラッグストアの薬剤師であっても同じ。
確かに、会社の考え方としては正しいのかもしれません。年間360時間以上の残業をさせるなど、あまりに残業が多い場合には会社に罰則が設けられたからです。
でもその「残業対策」として、上司が具体案も示さずに注意だけして終わるような、残念な薬局で働く薬剤師が多いのが今回のテーマです。
残業管理のおかしい薬局やドラッグストアが多い
でもどうも会社の残業管理のやり方がおかしい、、、そう思っている薬剤師が多いのをよく聞きます。
なぜなら残業を減らす、そうした会社の考えが、ただの「会社としてのリスク管理」として行っているだけ、という薬局やドラッグストアも存在するからなのです。
そこで働く薬剤師にとっては「本当にこの会社は自分の事を考えてくれてるのだろうか?」と疑心暗鬼にすらなってしまいますよね。自分の事なんか考えてくれていない。
ひどい薬局などになると残業が多い薬剤師にはいちいち理由を書いた始末書を提出させたり、残業代支給に上限を設けている会社などもあるのです。
それって遠慮せずに言うと、会社としては根本的な対策を何もとらず、残業が多い薬剤師に対して「残業が多くなってるのは改善の余地があるから是正しろ」っていう責任を個人に負わせる姿勢なんです。
薬局などのリスク管理の他にも、おそらく単に経営が厳しくて残業代を払いたくないだけという薬局も多いのではないでしょうか。
そういう職場に当てはまるのなら、結構将来は黄色信号と思って間違いありません。
納得出来ない薬剤師の残業管理は上司にあり
また、非常にバカバカしい事に、上司の目標で「薬剤師の残業時間を削減する事」なんてものは割と多いケースです。これは現場で必死に働いている薬剤師には分からない部分。
ちなみに私もエリマネなので、ばっちり部下の残業を削減するような目標をたてています。
部下である薬剤師の残業を削減する、これ自体は悪くないと思うんです。早く仕事が終わって帰ることが出来れば誰だって幸せです。
ただ方法ですよね。具体的な状況把握も出来ていないのに、残業多いから注意して、気をつけて、なんて全く意味がありませんよね。
でも残念ながら「なんで残業多いの?気をつけて!」っていう上司が多い。会社の指示にしたがって、そして上司自身の目標管理のために言ってるだけなんです。
薬剤師の残業を減らす方法は具体的に指示しないとダメ
私なら、各店舗の人員構成を見て、正社員とパートの労働時間をしっかり確認し、適切に配置する。そんな事は当たり前の事と思うかもしれないんですが、それすらしない、状況をきちんと見ていないケースも多いのが現実。
注意深く各店舗を見ていると、やっぱりどうしても残業してしまうのには理由があります。単に処方箋が多い少ないでは測れない部分があります。
例えば、夕方以降薬剤師が手薄になるのなら、その時間だけ調整して不公平が無いように調整する。在宅が多くてどうしても残業が多ければ、薬剤師を一人入れるか、そこまでじゃなければ人手が薄い時間にヘルプをいれる。
画一的に「こうすれば大丈夫」とは言えないものの、それぞれの薬剤師、そして薬局の状況を見れば、色々やり方ってあるんです。
残業せずに定時で上がりたいのに注意される薬剤師
私だってそうですけど、薬剤師、事務、やっぱりみんな定時で上がりたいです。残業なんて出来ればしたくない。仕事のために生きてるわけじゃないんですから。
自分でもしたくない残業なのに、でもせざるを得ないからしている残業。しかしそれを注意されるってとっても不条理。だけどそれで悩んでる薬剤師が多いのが現実なんです。
なぜそうした会社や上司が多いかというと、まぁ結局は「会社」が、能力が無い人で構成されているからなんです。能力がいまいちなのに上司とか結構多いんです。
しかも、たいていそういう会社は「外からすると評判が良く見られている」けれど、実際中で働いている人は全く働きやすくなんかない、っていう事も多いんです。
今の薬局で無駄な残業続けられますか?
「残業」には、結構薬局の姿勢というものが露骨に現れます。自分だって残業したくない、会社だってしてほしくないという事は一致してるのに、その責任を薬剤師自身に押し付けて改善策を練らせる、、、そういった会社なら諦めましょう。
もちろん上司が変われば、自分自身の働き方も変える事が出来るかもしれません。
ただどうしても「風土」みたいなものはあって、そうした場合どの店舗も横並びだったりしいます。異動したところで同じ事も多いんですね。
「患者さんのためを思って」と言ったら大袈裟かもしれないけど、少なくとも目の前の仕事に一生懸命に取り組んで残業して注意される。バカバカしい話です。
残業を減らす=業務改善が抜本的に必要であったり、薬剤師の配置を変えないと無理な事は多いもの。
もちろんあなた自身で出来ればいいけど、どうしても難しい事もあります。「カイゼン」とか、そんなのでは10分、20分早く帰ることが出来るのがせいぜいでしょう(大切な事ですけどね)
ただ少なくとも、
- 忙しくて残業してるのにそれを注意されて終わり
- 根本的な対策を練ろうとしてくれない
- 会社としても、どうも業績が厳しそうだ
正直、やっぱり業績が厳しくなってくると、単に残業代を支払いたくないというだけでそういう対応をされるケースはあります。
でもサービス残業だけは絶対にしてはダメです。しっかり働いているのですから。
今の職場雲行きが怪しいな、そういうケースに当てはまるならば、今の職場にとどまり続ける事がいいのかどうなのか、薬剤師としての将来を考えるいいきっかけと思った方がよさそうです。
残業をいちいち注意だけされるストレスは大きいもの。働きやすい薬局なんていくらでもあるのですから。自分に合った働き方が出来る求人って意外と多いのです。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
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そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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