薬剤師に向いてないんじゃ、適性が無いかも……そんな風に自分で思ってしまうと、仕事がつらいですよね。
長い間勉強して取得した資格を生かして働いているはずなのに、仕事自体を自分では否定的に感じてしまうからです。
この記事では、あなたが薬剤師に向いてないと思った時に、少し考えて欲しい事をまとめています。「薬剤師を辞めて他の仕事をしよう!」なんて思わないでくださいね。
「薬剤師の適性が無い・向いてない」はたぶん思い込み
私自身、「薬剤師に向いてないな」と思ったことがよくありました。特に20代の頃に多かった気がします。
なんで私自身、薬剤師に向いてないと思ってしまったかというと、「自分の理想としている仕事内容と、今している仕事が違った」から。そのため適性が無いのかなって感じてしまったんです。
ちなみに今はいわゆるチェーン調剤薬局で働いています。ドラッグストア併設とかではないです。
以前、調剤併設ドラッグストアで働いていた時は、労働時間が不規則だったり、上司に恵まれなかったり、そもそも環境が良くなかったんです。それで、仕事のモチベーションが上がるどころか、もう薬剤師辞めたいなとか、他の仕事したいなって思っていました。
色んな事に自信が無くなってくると、患者さんと接することも少し苦痛になった時期がありました。積み重なって、接客業務すら嫌になってしまったんです。
薬剤師に向いてないと思ってとった行動
私は「もう薬剤師の適性がない!」と思い(当時は本当に思っていた)、いったんは他の仕事につこうと決めて辞めてしまいました。
といって何かをやりたいと言った事もなかったため、あてもなく、正社員を辞めてから他の色んなアルバイトをしていました。
でも、いつしかドラッグストアでもアルバイトを始めるようになりました。やっぱり薬剤師は時給が良いですからね。意志が弱いと言えばそうですが、生活もあるので。
でも!薬剤師として働き始めたアルバイト、そこで「仕事が楽しい」って思ったんです。
薬剤師に向いてないと思って辞めたはずなのに、再びお金のためだけに始めたアルバイトが楽しく感じた。これってなぜなのか、しばらく疑問に思っていました。
人間関係が良いと仕事が楽しい
自分が出した結論は、とっても単純です。薬剤師に向いてないんじゃなくて、新卒で入社した調剤併設ドラッグストアは人間関係が悪かったんです。その時は社会人1年目だから、他社で働いた事もないし、当時は気づかなかった事。
でも他の環境で働くと、自分の事を頼りにしてくれるスタッフがいて、自然と仕事内容自体も面白く感じていったんです。
こんな事を聞いた事がありませんか?「多少仕事がつまらないと感じても、人間関係がとても良ければ仕事は続けられる」と。
薬剤師に向いてるかどうか、適性があるかどうかなんて、はっきり言って新卒で入社した会社しか働いた事がないと、分からないんですよね……。
仕事でミスが多い、いつも怒られる、仕事が楽しく思えない。そういった事から「薬剤師に向いてない」「適性が無い」「もう薬剤師辞めたい」そう思ってしまうのは、仕方ない事かもなって感じています。
でも、社会は広いし、せっかくとった薬剤師資格ですよね。狭い職場環境の中でのストレスが原因で諦めてしまうなんてもったいないです。
この記事で私が言いたい事は以下です。
あなたが「今の職場環境は良いとは言えないかも」と感じるなら、視野を広く持って、違う世界を見てみる事が大切です。
特に20代、30代だと、限られた仕事しかした事がないと狭い世界に閉じこもりがちになってしまいますよね。
働きながらでも、「薬キャリエージェント」などの転職エージェントに相談し、働きやすい・明るい職場が無いか探してもらう事だけでも大切ですね。
薬剤師に向いてないと思った時の対処法
よく「適性診断」みたいなのもありますが、ああいうのは当てにならないです。薬剤師の仕事て、薬局ひとつとっても大手チェーンか中小かでも随分変わるからです。
例えば、「細かい正確の方が薬剤師に向いている」というのは確かにあるかもしれません。なんでも適当な人と一緒に仕事したくないですよね。
でも、私自身は細かい性格じゃないです。どちらかというと大雑把。もちろん、調剤とかミスしちゃいけない所は注意してます。
むしろ細かすぎる正確だと、仕事が遅いっていう風に言われかねないですよね。
細かい正確は薬剤師に向いてないのか?
私が細かい正確をしてないからこそ言えるんですが、決して「正確の細かさ」では薬剤師に向いている・向いてないなんて測れるわけがありません。
特徴なんていうものは無くって、仕事内容によって、適性があるかどうかが別れてくるんです。
例えば1日200人、300人患者さんが来る薬局で、監査に何十分も掛けていてはこれは「向いてない」と言われてしまうかもしれませんよね。スピード重視の薬局だからです。
でも、在宅や施設などは時間を掛けて取り組まないといけない仕事もありますし、中堅薬剤師になってくると細かい性格が生きてくる仕事もたくさん出てきます(売上の管理や行政提出書類など)
そのため、今の性格から「薬剤師に向いてない」と決めつけてしまうのではなく、あなたが働きやすい仕事に就くという所がとても大切なポイントになってくるんですね。
【関連記事】
・薬局を辞めたいと思う薬剤師の対処法|辞めさせてくれない場合でも大丈夫
薬剤師としての適性を活かそう
薬剤師に向いてない、適性が無いと悩むのも、仕事が合っていなければ仕方ないです。
そもそも薬学部で学んで来たこと、国家試験で勉強した事と今の仕事って、結構違いませんか?必死になって勉強した事なんて、あまり活かせてないですよね。
だからこそ、せっかくとった薬剤師の資格です。あなたの特徴・力を生かせる、職種や環境に身をおいた方がいいんです。
あなたは今、どういった職場で働いていますか?病院や薬局、調剤併設ドラッグストアなど色んな環境なはず。
私自身、色んな経験を積んできましたが、最終的には「人間関係がほど良くて、それなりに自分に合った仕事」に落ち着いていきます。
でも今でもなんですけど、自分自身「薬剤師に向いてないな~」って思う事があります。他の仕事がいいなって思う時もあります。
ただ、やっぱり人間関係に恵まれた職場なので、それなりにやり甲斐をもって働けます。もし宝くじが当たったら仕事は辞めたいですが、せいぜいその程度です。
あなたが薬剤師の仕事に向いてない・適性が無いと悩んでいるのなら、仕事内容よりも、まずは働いている環境がどうか気にしてみて下さい。
原因がそこ……つまり、仕事内容じゃなくて、人間関係に合ったりするケースってとても多いんです。そして、それは環境を変えてみれば解決出来ます。
薬剤師なんかもう辞めたい!と思う前に、自分を生かしてくれる仕事探しをしてみるのもいいかもしれませんね。少なくとも私はそうでした。
薬剤師に向いていないかも、薬剤師以外の仕事の方がいいのかな……と悩んでいるなら仕事内容より、環境に目を向けてみよう。
薬剤師として適性が有るかどうかなんて、狭い世界で働いていると分からないものです。
解決するためには、しっかりとアドバイスを貰う事。キャリアアドアイザーに相談してみるのが始めの一歩です。
2024年現在、「将来を考えると不安・環境を変えたい」そう感じていても、実際どうすればいいか分からない薬剤師は意外と多いもの。
◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎成長できる環境に身を置きたい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい
そんな状況から抜け出すには、相談して客観的なアドバイスをもらう事。そうすれば、また新たな一歩を踏み出すことが出来ます。
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