薬剤師と就職・転職活動

薬学部の奨学金がきつい!薬剤師になって無理なく返せていますか?

特に6年制になってから、薬学部で奨学金を利用する学生が増えました。だいたい2人に1人が利用していると言われています。

奨学金の金額はまちまちなものの、500万円という人もいれば、1,200万円という人も。

この記事を読んでもらってるのが、学生じゃなく薬剤師だっていう前提で書いています。

奨学金の返済、問題なく出来ていますか?という話です。

1,000万円を毎月5万円返済していくと、完済するまでに約20年弱。年齢としては40歳という所ですよね。

結婚して子供がいて・・そういったライフプランが待っている中で、毎月5万円は正直かなりの負担でしかありません。

あなたが薬学部の奨学金返済に悩んでいる、きつい。どう働いていけばいいのか?

私は大手チェーン薬局で働いています。そういった視点を加味して、どう対応すれば一番いいのか少し参考になればと思います。

薬事日報(2019年2月15日付)

卒業後に奨学金の返済が滞り、自己破産に至るケースも散見

薬事日報の記事にもあるんです。最悪の事態を避けるために、まだ若いうちからしっかり対応しておく事が必要です。

むしろ若い時ほど対応を、十分に考えて置く必要があるという話です。

薬学部の奨学金は極力早めに返済すべき

もうね、ここからして誤解してる薬学部生が多いなって思うんですが、「大手チェーン薬局に入社」してしまう学生が多すぎですよね。

薬剤師平均からしても給料安すぎで、なんでそうった所に就職するのか?教育体制とか、きれいごとの前に考える事あるでしょっていう話。

全否定はしないけど「う~ん・・」と思ってしまいます。

もっとも、ウエルシアなど比較的年収が高めの調剤併設ドラッグストア、そこなどだと良いと思うんです。ただ学生人気は低めで、やっぱり調剤専門のチェーンを選択する割合が圧倒的。
※調剤併設ドラッグストアも「薬剤師としての将来性」を考えると何とも言えない所。

真面目に勤めていたって年収が上がっていかない大手チェーンに勤めるなんて損しかないんです、本当に。でも周りに流されて大手チェーンに就職。なぜなのか・・。

「安定性」「成長性」がありそうだからという理由で就職する学生がほとんどなんですが、それなら転職して入った方がまだましです。

仮に、転職では薬剤師の採用をしない企業であったらなら、成長性など実は無い事の証明になりますよね。

大手チェーンに新卒で入社して30歳の時の給与と、30歳の時に転職で入社したのでは、後者の方が残念ならが年収はかなり高いのが現状なんです。

奨学金を早く返す事、それを一番に考えていかないと、人生かなり窮屈になってしまいます。それは年齢を重ねる程実感出来る事。

薬学部の奨学金抱えたまま、何らかの事情であまり働けなくなったらアウトですしね。

いままだあなたが20代、30代前半と若く、まだ奨学金の残りが結構あって困っているのなら、早めに対応をすべきなんです。

薬学部奨学金返済月5万舐めてませんか?

少しあおり気味で「舐めてませんか?」なんて書いちゃいましたけど、ぶっちゃけ「年収上がらない大手チェーン薬局」に就職してるなら舐めてるとしか思えません。

新卒だって、自分でしっかり探せば、初任給から年収500、600万もらえる薬局はざらにあります(むしろ新卒=若いからこそ出せる)。

もうその時点で、年収150万円とか違う訳ですよ。手取りで言うと100万円以上違う。

新卒からして手取りで100万円も違う薬剤師がいるという事実。

そして、それをまるまる奨学金の返済に充てたとしても、1,000万年の奨学金の返済、10年短縮になるだけなんです。

年収が上がったとしてもそれぐらいのインパクトがあるのが1,000万円という奨学金という事。まずはこれは理解してもらいたい事なんです。

※奨学金自体は、非常にメリットがあるものです。たとえ、お金に余裕があっても利用した方がいいくらいの制度です。社会人になって1,000万借りるのは金利上大変です。

どうして早く奨学金を返した方がいいか

「どうして」なんて言っても、早い方が良いなんて言うのは誰でも分かってる事なんですが、やっぱりライフイベントに影響してくるからです。

奨学金があるから結婚をためらってしまう、あります。逆に、ためらわれてしまう可能性もありますよね。

また特に女性だと、結婚して転居しなくちゃいけない事情が出来る事があるため、退職せざるを得なかったり、時短・パートという選択(=収入減)も、働く上では選ばざるを得ない事もあるでしょう。

そういった柔軟な働き方も、奨学金があるとなかなか取りづらいんです。

男女関係なく、あくまで個人的な意見としては、30代の前半までには返済して置きたいところですね。

そもそも薬剤師になる=年収が比較的高い、というメリットを生かし切れない人は、なんのために薬剤師になったのか?という疑問すら感じます。

もちろん社会的な役割どうこうはあるでしょうが、それはどこの薬局でも同じ。みすみす年収の低い薬局に勤務する必要ってあると思いますか?ないです。

これは断言できます。

ただ、「真面目」な薬剤師程、この傾向が強いのも事実。大手チェーンに入社するのだって、教育制度が整ってるとかそういう理由で就職してる訳ですし。

薬学部の奨学金を早く返済するために必要な事は?

奨学金に困っている、だから「年収の高い薬局に転職」これは考え方としては簡単ですよね。今より年収で50万円高いところに転職するだけでも、大きく違います。

とは言え、真面目な人ほど転職は考えない、そういう傾向があるのも事実。だから、手始めに自分の市場価値を知っておく事が大切。

転職ありきで行動しない方がいい

奨学金の返済には将来を見据えて行動する事が大切

奨学金の返済に焦るあまり、安易な転職は、将来の薬剤師としてのキャリア形成にも影響があります。

安易な転職は良くないですが、決して転職自体を否定するわけではありません。

ここでいう安易な転職とは、「おっ、年収高い求人見つけたから転職しよ!」っていう、お金だけでの転職です。

別に全く悪い事では無いんですが、安定的に奨学金を返済していくためにも、落ち着いて仕事は選んだ方がいいですよね。

奨学金の返済のために、少しでも年収がよく、かつ働きやすい職場探しをする。それがとても大切なんです。

あなた自身の薬剤師としての価値を知ろう

例えば、マイナビ薬剤師のページを見てみると「どんな求人があるのか知りたいというご相談も歓迎」ってありますよね。

これ、なんです。

今の仕事は年収が低いから辞めよう、はい、転職活動。じゃなく、まずは相談してみるというスタンス。これが大切。

そしてあなたが思っている以上に、厚待遇の求人はたくさんあります。

あなたの薬剤師としての能力には年収600万円の価値があるのに、もしかしたら500万円で働いているかもしれませんよね。

薬剤師もこれからは生き残りが大切!なんて良く聞きますが、何十年も前から言われています。でもそもそも退職する薬剤師が多いんです。

やっぱり離職率が高いのが薬剤師。正社員を辞めざるを得ない女性が多い事も、大きく関係しています(そのために大手チェーンは採用を強化していますよね)。

派遣薬剤師で稼いで奨学金返済!?

もっとも、中には派遣で短期的(~5年位ですね)集中的に稼いで、奨学金を返済していく薬剤師も多くいます。

ただ安定性という部分だと不安に思う人も多いはず。将来正社員に戻れなかったら・・と思うと不安ですよね。
(補足ですが、もし派遣薬剤師を考えているなら、ファルマスタッフがベターです。日本調剤の子会社なので、安定性はありますね)

ただ派遣の場合は、つなぎで空白期間が出来てしまうので注意が必要です。そういった対処法についての解説記事は以下。

薬剤師派遣会社を徹底比較!ランキング形式で紹介【って嘘です】

派遣薬剤師もまだまだ需要が大きいし、短期的には考えてもいいかもしれませんね。まぁ個人的には余りおすすめしません。

割と「稼ぐ」というよりは、お休みを自由にとりやすいとかそういったメリットの方が大きい働き方ですね。

あくまで主観なんですが、私自身これまで多くの派遣薬剤師と一緒に働きてきましたが、男性はお金重視。女性はプライベート重視と言う視点で働いている薬剤師が多い印象です。

繰り返しますが、主観です。プライベート重視といっても、やっぱり時給は高いですしね。

正直30歳くらいで年収500万円は本当に最低ラインで、もう少し収入を得て行かないと、奨学金の負担は結構重いものになってきます。

「重い」というか、奨学金返済の目途が早期につかないんです。この先まだまだ何年も奨学金と付き合っていかないのは、かなりきついです。

まとめ

奨学金の返済がきついと思っている薬剤師は働き方を見直す事が大切。キャリアより、まずはライフプランを優先しないとダメです。

大手チェーンが働きやすいと言えますか?もしあなたがその立場だとして、自信を持って「働きやすい」と言えるでしょうか?

まずは、転職なんて相談からでいいんです。奨学金は早めに返済する事が大切。

キャリアプラン以前に、ライフプランの方が圧倒的に大事なのですから。

まずは自分の市場価値を知るため、転職を頭にいれつつ、マイナビ薬剤師などで相談してみる事が最初の一歩。まず行動する事が、変化を生むんです。

転職するか悩んだら

将来を考えると今のままではつらい・不安」そう感じても、実際どうすればいいか分からない薬剤師がとても多い。

◎今の職場はつらく逃げたい
◎年収など条件面を重視したい
◎将来性がある会社で成長したい
◎つらい人間関係を早く解消したい
◎ワークライフバランスを重視したい

そんな悩みを解決するために必要なのは、相談して客観的なアドバイスを受ける事。

もちろん無料ですし「転職するかしないか」は、転職活動を始めた後に決めれば問題ないからです。

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