登録販売者として正社員になりたい。それは、いまパートとして働いていて正社員を希望している。もしくは仕事にブランクがある場合や、実務経験がなく、再就職を目指す。そんな場合ですよね。
「いまの職場で登録販売者として正社員にならせてくれないかな?」
「正社員になりたいと思ってネットで求人を探してるんだけど、どこもパートばかりだなぁ。」
「そもそも実務経験が少ないから正社員は難しいかな・・」
といった悩みを少し解決出来ればなと思います。
薬局で採用していて、パートから正社員になりたいっていう登録販売者、とても多いんですよ(薬局事務としての募集でもです)。
パートの時給がいいところであっても、やはり正社員で働ける状況なら正社員の登録販売者として働かないと圧倒的に損です。
賞与の有無はもちろん、退職金制度などを含めた福利厚生、これって今の生活だけじゃなく、20年後、30年後にも影響してくること。
お金じゃなくてやりがい、というような登録販売者もいるかもしれませんが、そんな事を無視出来ない程、正社員として働いた方が圧倒的に得ですよね。
はじめに少し厳しめな事を書きますが、「いまの会社でパートから社員」というのは、場合によっては結構難しいです。
なぜなら、その会社それぞれで、登録販売者を社員として雇うか、パートとして雇うかの方針が決まっているから。パートとしてしか採用しない会社も多いんです。
「ステップアップすれば正社員に登用」なんていう会社もあるかもしれませんが、実際に自分の会社にそういう登録販売者がいなければ、言葉だけです。
この記事の結論から言ってしまうと、登録販売者に正社員として働いてもらいたい転職支援会社に相談し、正社員の求人を探してもらいましょう、という事。
まず詳細は、以下のホームページを参照してみてください。登録販売者であれば会員のみの非公開求人を紹介してくれますし、しっかり転職活動をサポートしてくれます。
何社も登録する必要は無く、この2社の利用で広く求人探しをすることが可能。
電話の簡単なヒアリングで、あなたの希望条件を伝える事が一番大切です。
・チアジョブ登販
(正社員からパートまで求人数が多い)
・CME登録販売者
(実務経験2年以上で安心の転職)
そんなわけで、パートで働きたい人より、正社員になりたい登録販売者を手厚くサポートしてくれるのがこうした会社。知らないと損な情報ですよね。
ここまででお伝えしたい事は殆ど書いてしまいました。
ただ以下、登録販売者で正社員になりたい人向けに、さらっと情報をお伝えしていきます。正社員で働く事はメリットが大きいですからね。
関連記事:登録販売者で仕事が無いと思ったら注意が必要な話|2つのケースを説明
参考記事:チアジョブ登販の評判は?登録販売者は転職に使った方がいいの?
会社によって登録販売者は正社員になれない事も
これは登録販売者だけに限ったことじゃないんですが、正社員よりもパートの方が人件費が安くすみますよね、圧倒的に。
そういった背景から、そもそも「登録販売者は正社員じゃなくパートで採用する」っていう会社は少なからずあるんです。
もちろん「そんな会社ひどい!」っていうわけじゃなく、利益を追求する企業ほどそういった傾向は強いですよね。会社としてはそういったあり方も、やむを得ないのかもしれません。
とは言え企業の論理には付き合う必要無し
会社としては登録販売者を正社員では雇用しない。それは会社の方針であって、それに巻き込まれるのは「ひとりの労働者」としては、たまったもんじゃないですし、関係ない事。
登録販売者として正社員になりたいのになれない。会社としては仕方ないかもしれないけど、自分で解決していかないといけない問題なんです。
つまり、会社として登録販売者を正社員にする。そういった考えがないのであれば、いくら頑張ろうが正社員登用などもあり得ません。
もちろん「それなら辞めます」となったら多少時給がアップするかもしれませんが、まぁ正社員として働いて得る事が出来るボーナス額からすると、微々たるところ。
時給が100円あがったら凄いですよね。ただフルタイムパートで働くとして、月に20日働くとして、100円×8時間×20日=16,000円。年間で、20万弱です。
100円アップっていうあり得ない金額でもこの程度。
正社員として働いていたとしたら、年間のボーナスが20万以下だと暴動が起きるレベルです・・。目先のお金よりしっかり将来を考えましょう。
そんなわけで、登録販売者として正社員になる希望を持っているのであれば、しっかりと就職先を見つける行動を起こしていきたいところですね。
登録販売者正社員の待遇は?
登録販売者の資格をもっていて、それを生かして正社員になる。やっぱり気になるのはお金の部分ですよね。
これはドラッグストアを選択するか、調剤薬局を選択するかで微妙に変わってきます。どっちにもメリット、デメリットがありますよね。
参考記事:登録販売者がドラッグストア以外で働くメリットとデメリットって何があるの?
資格を生かすという部分では、OTC販売を託されるという仕事内容自体、大きく変わるわけじゃないものの、待遇面(つまり給与)では、ドラッグストアで正社員になる方に軍配が上がります。
細かい説明は、上記の記事を参考にしてもらえれば大丈夫。調剤薬局で働くメリットの一番は日曜休みと、あまり遅い時間まで働く事が少ないという部分ですね。
登録販売者|正社員とパートの年収差
まずは収入の部分についてざっくり解説。ちなみにですが、転職支援会社を使えば、しっかりと年収交渉ができます。
これは繰り返しになるんですが、あなたの年収が高く就職できればできるほど、サポートしてくれる会社の利益が上がるから。
あまりこだわり過ぎなくても、ある程度転職支援会社でやってくれますから、履歴書は控えめくらいでちょうどいいかもです。
そうした転職サポートなども、全部サポートしてくれるので、いたれりつくせり、という感じですね。
話しが少しずれましたが正社員との年収差
これは地域によって大きく変わるので、一概にこう、とはいえないんです。簡単に言えば、ボーナスの分だけは確実に上がりますよね。
一例として東京都内での登録販売者の求人例を参考に、どれくらい正社員になるのと、パートでいるのとでは差がでるか簡単に説明。
【東京での正社員登録販売者】
年収相場:月収20万×12ヶ月+賞与3ヶ月=300万円
(わりと低めでの月収想定です)
【東京でのパート登録販売者】
年収相場:時給1,100円×月160時間×12ヶ月=211万円
(1日8時間月20勤務の、フルタイムパートとして計算)
フルタイムで働ける登録販売者にとって、正社員になれるかなれないか、これは人生問題と言ってもいいくらいの収入差です。
もちろん転職1年目であれば、はじめのボーナスは基本的には無い可能性が高い事には注意が必要。1月に就職したら、12月になってようやく貰えると考えておきましょう。どんな会社でもそうですけどね。
まぁあまりネガティブにはならず、正社員になれるように「チアジョブ登販」でしっかりと求人探しのサポートをしてもらえれば大丈夫です。
登録販売者で正社員になれない人は?
とは言え甘い事ばかり言ってられず、登録販売者で正社員になりたいと思っていても、なれない人がいる可能性がありますよね。
これは登録販売者かどうか関係なく、今まで正社員で働いた事がない、そんな場合に理解しておいてほしいこと。
正社員になれないケース
まず正社員であれば、パート勤務とは違ってあまり休みの融通がきかない可能性があることには注意。
たとえば年間休日が120日と決まっていたら、パートと違ってきっちり働かないとだめ。当たり前と言ったら当たり前ですが、規則正しく働けないと正社員にはなれません。
もっとも、働き始めてから6か月後には有給休暇が10日付与されますし、働く年数に応じて最大年20日、取得できます。
比較的有給休暇を利用しやすいのが登録販売者なので、そこはメリットですね。デメリットとメリットは結構似てる部分。
実務経験が無くても大丈夫?
登録販売者であれば資格取得の時期によって、実務経験がある人、ない人がいますよね。また、ブランクがある人も要注意。資格があっても、5年内に2年の実務経験がないと、管理者にはなれません。
厳しそうですが、結論から言うと、実務経験がなくても登録販売者の資格さえ取得していれば、望みはありです。実際、資格はあるけど実務経験がない人はとっても多いですからね。
正社員になれるかどうかというよりは、登録販売者の資格の性質の部分ですね。
わかりやすい例が、薬局(調剤併設ドラッグストアじゃなく、いわゆる調剤薬局)。薬剤師が不在っていう時間がないので、経験が無いからNGとはなりにくいですよね。
登録販売者で正社員になるデメリットは?
正社員のデメリット、ありませんよね。それはすでにパートとして働いている登録販売者であれば感じている事なはず。
登録販売者の資格を生かして正社員になる。メリットこそいくつもあれ、デメリットは無いです。もちろん転職ですから、職場によって、働き方は変わってきますけどね。
もし正社員として働いてみて、「パートの方が楽かな」と言う場合も、人によってはあるかもしれません。
パートから正社員になる事にハードルを感じていた人もいるかも知れませんが、正社員からパートになるのは簡単ですからそこは不安に感じなくても大丈夫。
正社員登録販売者求人の探し方
まとめですが、ネットをみれば多くの求人を目にする事が出来ますよね。ただそこにハードルを感じてしまうのは、探し方も悪いからかもしれません。
こういうのって、相談が一番大事なんです。
そもそも登録販売者として正社員になれるのか、難しいと思っている人もいるはずで、実際パート求人の方が割合が多いのは確かですからね。
ただ自分自身で思っているよりも壁は低いもの。しっかり就職支援のサポートをうけつつ正社員に。もちろん実務経験ばっちりだったら年収交渉もしながら求人を見つけていけば大丈夫ですよ。
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