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薬局に届く現金問屋からのFAXは減ったが見える別の課題

ここ最近、めっきり現金問屋からのFAXが届かなくなりました。おそらくは2017年1月に発生した、ハーボニーの偽薬事件以降からです。

偽薬というと、本来は偽薬(ギヤク)プラセボの意味なのであまり使いたくないのですが、もうこの事件のせいで、偽薬=ニセ薬となってしまった事は、プラセボ愛好家?としては悲しい限りです。

ただこういったいわゆる「現金問屋」が消滅したかというと、そういう訳ではありません。この事件をきっかけに相当淘汰されたものの、それでも現状どうなったのか、あまり業界の実態が見えてこないところに、そもそもの大きな課題があります。

現金問屋とは。そして過去の事件。

現金問屋は卸売業のひとつです。まぁもう以前から薬局へは営業FAXが届いていたわけで、どんなもんかご存知だと思いますが、薬局で不要になった医療用医薬品を買い取り、そして格安で販売する業者です。

不正の温床になりやすい

この現金問屋、全否定する気は毛頭ありません。私が個人経営の薬局をもち、返品できない薬があれば、そういった所を非常にありがたい存在として、利用するかもしれないからです。

ただ極めて不祥事を生じさせる可能性がある存在であるという事は否めません。少し悪徳なところであれば、うたい文句は「秘密厳守」それがどういう事を意味するのか。

まず病院や薬局での、不正な横流し手段としやすい問題があります。業者が買い取ること自体は法に触れるものでは無いからです。

しかし、なぜかこのような事件がしばしば報道されると、病院の個人薬剤師であるケースが多いのはなぜなんでしょうか。「数万錠紛失 」として当初は報道されるなど、まず管理がずさんというのが前提ですが、病院勤務の薬剤師の年収の低さとも関係しているのかもしれません。

過去の事件

また医薬品を現金に換える事ができるという事は、帳簿上は廃棄扱いにしながらも、医薬品を現金に換える事もできてしまうという事です。過去には大手卸を巻き込んでそういった不正な手段で薬局経営者が所得隠しをしていた事も、記憶に新しいところです。(外部リンク:日本経済新聞2014年3月22日付

それでも根強い、現金問屋の流通あり

ハーボニーのような極めて重大な事件がありながら、現金問屋から仕入れを行う薬局はいまだに多く存在しています。

中規模以上のチェーン薬局で働いている薬剤師であれば、そのような信頼のおけないところから購入するなどという事が、現在もまだまかり通っていること自体、にわかに信じる事ができないかもしれません。

薬局経営の厳しさと、「格安販売」

調剤報酬の厳しさ、薬剤師不足による人件費の高さ、こういった理由により薬局の利益がひっ迫され、やはり少しでも安く医薬品を仕入れたいと考える事は自然の考えかもしれません。

自然の考えかもしれませんが、もうこれは、極めて不適切な行為なのです。

医薬品流通のルールを無視した行為

何が問題かというと、現金問屋が“厚生労働省が策定した業界のルール”を無視しているからです。つまり「格安販売」、このことは、流通改善ガイドラインを全く無視した行為なのです。

今でも特に地方を中心に、とても大手卸(系列含む)とは比較にならないレベルの値引き率で医薬品を販売する業者、そしてどこから仕入れたとも分からない医薬品を購入する薬局が多く存在しています。

そしてまた、このことがまっとうな商売を試みる、医薬品卸の業界悩みの種として横たわっています。

現金問屋からの仕入れはやめるべきだ

この事は、決して医薬品卸と薬局だけの問題ではなく、正規ルートでは無い(しかしながら違法とも言えない)販売をされている製薬企業も含め、業界で考えなくてはいけない問題なんじゃないでしょうか。

むろんそういった薬を仕入れる事は、薬局経営者自身の問題です。できる事は、薬局で働く薬剤師は積極的に転職をし、そういった薬局からは離脱をするべきです。

なぜなら先ほど記載したように、もし私が経営者であれば金儲けのためには利用してしまうかもしれないと、そう思えるからです。

薬は誰のため?

そういった薬局を守る必要性はどこかにあるでしょうか。
患者さんのため?(いやむしろ薬の品質は担保されていません)
従業員のため?(いや他の薬局に任せれば問題ありません)
そう、一人の経営者のためでしかありません。

早々にそういった個人経営の薬局が淘汰されていく事は、医薬品業界の健全な発展、いや衰退を食い止めていくために必要な事なのです。

まっとうに商売をしている正直者がバカをみるのと同じことです。まだ大手チェーンが薬局を占める割合んて1/4ほどしかないのですから。大手チェーンが現金問屋から仕入れる事はありません。

しかしながら、大手チェーン薬局=悪、個人経営薬局=善、という気づいたら出来上がっていた、薬局独特のムラ社会が「作り上げた」そのような風潮。

少なくともそれは、6年制薬学部を卒業してきている新世代の薬剤師には全く伝わっていない事に、そろそろ気づく必要があるのではないでしょうか。

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