さて、今回のテーマは、知っている人は知っている、知らない人は知らない。その典型かと思うものの、知らないという事はちょっと怖い!事のひとつ、にあげられると思います。
プレアボイドという方がしっくりくるかもしれませんね。
管理薬剤師だけでなく、薬剤師スタッフみんな、こういった知識を身に着けておくべきです。
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「医療安全対策に係る事業への参加について」
まず、2019年1月、今から申請しようとする場合は、手遅れです。
日本医療機能評価機構の「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業」への参加登録の申し込みがなおも殺到している。2018年度調剤報酬改定で新設された「地域支援体制加算」(35点)の施設基準の一つに盛り込まれたことが要因で、登録まで4カ月待ちの事態が続く。この施設基準については来年3月末まで経過措置が設定されているが、間に合わせるには少なくとも年内に登録を終え、事例を報告する必要がある。現時点で登録待ちの薬局にとってはほぼ絶望的な状況で、厚生労働省も対応を検討している。
引用:pharmacy news break(2018年12月12日付)
【重要】本件、“間に合わない事”について、厚生労働省保険医療課より事務連絡が出ています。確実にご確認をお願いいたします。こういった情報を確実に見逃さないようm3.comに登録しておいてください。
さて、本事業は簡単に言うと、ヒヤリ・ハットの収集事業です。平成31年から、薬局医療情報提供制度の報告項目に「医療安全対策に係る事業への参加の有無」が追加されます。
「それ、やらないといけないの」と思う方も多いかもしれません。
平成30年度調剤報酬改定に係る経過措置の中に存在するのですが、これを行わないと、地域支援体制加算を算定できなくなります。
うっかりでは、すみません!
処方箋集中率の高い地方などでは、結構実施していない薬局も多いのではないのかな、とも思いますが、それだけに注意が必要なんです。
この事業、平成29年の時点では全薬局で20%程度の参加率と非常に低かったものですから、チェーン薬局などでトップダウン的に「これやりなさい」と指示がないと、見過ごしがちな部分です。
内容は、ヒヤリハットについて
これが何なのか、もう少し詳細に調剤報酬改定に関する該当部分を抜粋してみると、医薬品に係る医療安全情報の共有体制整備、という事になります。
これは、前年1年間にヒヤリハット事例提供の実績あり、かつ、薬局機能情報提供制度の「プレアボイド事例の把握・収集に関する取組」あり、という事です。
「薬局機能に関する情報の報告及び公表にあたっての留意点について」の改正(薬生総発1006第1号)、を受けてのものなのですが、難しい事はひとまず脇に置き、必要な事を簡単に解説します。
じゃぁどうすればよいのかと言えば、「薬局ヒヤリハット事例収集分析事業」で検索してみてください。(リンク先です)
そうすると、日本医療機能評価機構のホームページが出てきますので、参加登録し、事例報告を行うだけです。
参加登録といっても、いくつか入力してはい終わり、というものではないので、余裕のある時に準備しておく必要があります。
(現に、平成30年調剤報酬改定時前には、込み合って登録すら滞る事態が発生しました。それから数か月たった現在でも、いまだ「待ち」が発生している状況です。)
事例の報告、それ自体は手順通り進めれば難しいものではないので、まずは登録する事で大丈夫です。
薬局薬剤師の資質を高める事にも繋がる
「いやいや、うちの薬局は地域支援体制加算とってないから関係ないよ」という方もいるかもしれませんが、調剤報酬改定ではいつなんどき、どの報酬部分の要件が変更されるとも分かりません。
今は関係なくても、しっかりとこういった取り組みを行っていく事は、管理薬剤師として必要不可欠です!
なぜなら、今回は調剤報酬の面からお伝えしたものの、保険薬局のあり方として、こうしたヒヤリ・ハット事例収集事業に参加し、共有、また様々な事例を学ぶことは、保険薬局全体の取り組みとして(会社等の事業体の枠を超えて)必要不可欠なんです。
そしてそれがまとまる事により、薬剤師が何を行っているか、社会に伝える事ができる側面もあるのです。
個々の薬剤師の力を高める事にも大きく繋がっていきます。
面倒だな~、と思う方もいるかもしれませんが、ぜひ積極的な取り組み、いや日常業務の中に組み込んで、進めていってくださいね。
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◎年収など条件面を重視したい
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