薬剤師と就職・転職活動

薬学生の就活にはやっぱり学歴が必要だった事と企業の姿勢について

私が就職活動をしていた時の事を少し思い出したので、もし少しでも参考になればと思い振り返ってみます。

新卒じゃなくても薬局に就活して落ちる、これはあり得ます。主に年齢の課題という側面が強いんです。もし以下に当てはまるなら、以下記事を参照してみてくださいね。

【50~60歳以上】薬剤師求人の探し方

薬剤師転職エージェントは比較の必要が無い理由(~40代向け)

まずは、学生の就活者向けにヒントを。私の時代とは違うので、注意が必要です。特に企業も含め就職活動をする際は、就活ノートを必ず利用してみましょう。

無料会員登録で利用できるので、損は無いですね。

就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】

ただ利用は無料なものの、登録するだけじゃなく早い段階から情報収集するクセを付けておいた方がいいですね。ちょっと意識するだけで違うんです。スマホで評判探しても意味ないですしね。

以下、ちょっと昔話というか、私が薬学生だった時の就職活動体験談です。もう20年近く前なので、参考にならないかもしれません。

でも国家試験にばかり目が奪われちゃうと、失敗するよという話。

製薬企業の研究職への就活

私自身はほとんどろくな就職活動をしてきませんでした。
過去記事です。»薬学生に告ぐ!就職活動は慎重に!

そんななかで、企業を1社だけ受けました。

ほとんどの4年制薬学部卒かつ製薬企業希望者は、企業=MRという形で就職活動を行っていましたが、営業が嫌いな私は研究職で就活する事にしました。(実績なし)

無知だからできた?製薬企業の研究職への応募

いくつか情報収集してみると、「まぁ名前は知っている大きな会社だしたぶん受かりそう」という非常に安易かつ上から目線な選択で、1社面接行く事にしました。いくつもは面倒だったので。

事前に履歴書は提出してますので、当日の流れとしては、筆記試験と面接です。

会場についてびっくり、なんとも大勢の受験者がいるではないですか!300名くらいでしょうか。ここから5名くらいが合格するわけです。

「う~む、なかなか倍率が高いな。まぁでもいけそうな気がする。」

というのが、当時の心境だったと、今でも覚えています。(※繰り返しますが、研究などした事ない、ただの4年制薬学部卒です)

研究職の試験がまず、むずい

筆記試験と、面接。人数が多いので並行して行っていきます。筆記試験を受けている間、呼ばれたら10人位ずつ、面接に行くわけです。(→このことがのちに軽い事件を引き起こします)

試験がまぁ、難しい。そりゃ勉強してません、研究に関する知識が無いので当然です。

それでも「面接で頑張りますアピールすれば、受かるかな」と思ってました。もうほんとにバカです。大バカです。

しかし試験の難しさなんていうのが意味が無かった、「ちょっとした事件」がこのあと起こる事になります。

いざ、面接で研究頑張るアピール

筆記試験の途中で「〇番~☓番の方は面接会場へお越しください」とアナウンスが流れました。いよいよアピールチャンス!です。筆記試験は分からない上に終わりそうもありませんが、面接に託すしかありません!

10人位でしょうか、同時に面接会場に入ります。ずらずらと。面接官は5人くらいだったでしょうか。

着座の後、まずは自己紹介です。ここで「あっ、俺受かる訳ないじゃん!」と思い知らされます。

A君『〇〇大学院☓☓研究科で△△について研究してきましたAです。』

「え~、何それ、超ハイスペックじゃん!」私はおののきました。

B君も、C君も、まぁ立派な大学でそれっぽい事を言ってくるわけです。4年制薬学部卒ですなんて人はいません。

「あるぱかです。〇〇大学薬学部です。経験はありませんが、頑張ります!」とほほです。まぁ、他の方の自己紹介でもうだめだなと思いましたね。

やっぱり学歴は必要でした。面接官からの質問もありませんでしたからね。というか、そもそも、しっかりと就職活動をしておかないとダメだと実感しました。
»薬学生の就職失敗リスクを避けるために必要なこと

就職活動をしてこなかったせいもありますが、製薬会社の研究職なんていったら当然薬剤師だと思ってましたし、MRといったら薬剤師しかいないだろうと思ってたレベルですからね。私、ドンマイドンマイです。

面接官が少し粗相をする

それにしても、その面接会場の裏では着々と筆記試験が続けられています。

面接時間だって長い場合、短い場合あるでしょうに、筆記試験を半分放棄していた私でさえ、それだと筆記試験の時間が短くなってしまう事の不公平は無いんだろうか?と感じていました。

そんな中、一緒に面接していたハイスペックのA君が面接官にそのことをズバリ質問します。

A君『筆記試験の時間がこの面接時間でそれぞれ左右されてしまうという事は、問題ないのでしょうか?』と。

おお!よく言ってくれました!ちょっとね、私も少し筆記試験の時間がそれぞれで不公平感があるんじゃないかと謎だったんです。

面接官『いやいや、あんなの形だから(笑)』

私は社会の不条理に打ちひしがれました・・。そうもズバリと言ってしまうもんでしょうか・・。とてもこんな会社に勤めたくありません。それにしてもこの面接官はアホなんでしょうか。

しかしA君はハイスペック。

A君『今の発言は問題があります。みんな一生懸命に試験を受けています。それを形だという発言されるとはどういう事でしょうか』

面接官『・・失礼しました。申し訳ありません。お詫びいたします・・』

私は面接官を誤らせたA君に心の中で拍手を贈るとともに、A君あんた落ちるぞ、とも思いました。

そんなわけで私の研究職への就活は、まったく選考に関係ない筆記試験も、面接もまったく良い所なしで、合格確率0%の確信と、その製薬メーカーへの反感を抱いて終わる事になりました。

会社に属して働くという事

もう20年近く前の話しですが、いまだに私はこの製薬企業への反感を強く持っています。できる対処としては、積極的にそのメーカーの製品を後発品へ変えるという事だけです。(悔しい事に、湿布が中心の企業なので患者さんのニーズで変えづらいんですがね)

何が言いたいかと言うと、面接して落ちる、あるいは一緒に働く同僚、そういった人も、その企業と直接かかわりが無くなれば、消費者側になるという事です。
これは製薬企業でなくたって、薬局だって、DSだって同じです。

私はその製薬会社のOTCは一切買いませんし、薬剤師として商品をお勧めする事も、やむを得ない場合を除き、ほとんどありません。

薬局で働いていれば見学にくる薬剤師や学生も多いでしょう。採用をしていていれば、面接にきて、お断りをする場面だって多く出てきます。

そういう中で、そのいらした方が後々まで嫌なイメージをもって頂かないよう、十分注意して欲しいところです。会社に属して働くという事は、その会社の顔にもなっているという事です。

そういった観点も、しっかり持ち、就職活動、そして組織に属して働く事の意味合いを理解して欲しいと感じてます。

薬局の就活は落ちるのか?

私自身、はじめは調剤併設ドラッグストアに入社し働き始めました。当時(2000年頃)は本当に薬剤師不足も顕著です。

当時、薬局、ドラッグストアに就職活動して落ちる、なんていう事はありませんでした。

今はどうかと言うと、中小規模の薬局であれば全く心配ありません。ただ人気、つまり周りの学生がこぞって説明会ブースに集まるような企業であると心配も出てきます。

去年まではみんな入社出来てた、だから今年も100%大丈夫!とは言えないのが就活の難しいところ。

まず「学歴フィルター」なんて無いものの、ぶっちゃけて言うと、喋り方・容姿・男女、そういったところで判断される可能性はあります。残念ですけどね。

そのためまず最低限、就職支援会社くらいにはしっかり登録し、しっかり就活できるよう保険にしておく方がベターですね。