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仕事(diary)

薬剤師は単なる袋詰め作業人なのか?

薬剤師を単なる「袋詰め」と揶揄される事が生じてきたのは、おそらくかつて存在した某巨大掲示板からなのではないかなと思います。

今でも匿名掲示板やSNSを中心に、しばしばそのように表現をされていますし、薬剤師であればきっと目にした事がある言葉だと思います。

薬剤師袋詰めしかしてないへの反論を明確にしていない

そのようなやり取りの中では、薬剤師自身がそれに対する反論として真面目に仕事をきちんと説明するというよりも、「薬剤師に対する単なる嫉妬」で済ませる事が多かったですね。

もちろんネット上の匿名の中で真面目に説明すること自体、そもそもばかばかしいという事もあります。

やはり薬剤師を袋詰めと揶揄するような匿名者は「薬剤師の年収が高い」と思うことによる嫉妬から投稿する事がほとんどだと思いますし、実際薬剤師は特に新卒時点においての厚遇された年収や、また日本の平均年収からすると相当程度上回ることなど、当初は単なるやっかみから生まれた言葉なのかなと思います。

薬剤師をそう評価する言葉が無くならないという事

しかしながら、この袋詰めという言葉がほんの一時使用されたというのものではなく、いまだ十数年にわたり存在し、そして揶揄する表現として使い続けられていることもまた事実で、その事は薬剤師の仕事が患者さんに伝わっていないからかとも感じます。

確かに医薬分業が十分ではなかった2000年代前半頃まで、大きな病院で薬を受け取る際に、薬剤師から窓口ですでに袋詰めされた薬を数百人の患者さんに大した説明も無しに渡すだけ、というのは不思議な光景ではありませんでしたし、今でも効能効果だけ簡単に一方的に伝えて終わりとする医療機関が恐らくあるかもしれません。

また、慢性疾患で定期的に薬局に来る患者さんであれば、説明もなにも不要で薬だけ早く欲しいという方も少なくないのも事実ですし、病院、クリニックにおいてでさえ、診察は不要で処方箋だけで良いと考えている患者さんがいることもまた事実です。

ただそういった患者さんを抜きにしても、「薬剤師は袋詰めしかしていない」と考えている方も少なからずいるのではないかと思ってしまうのです。それはやはり技術的な部分や鑑査など、薬剤師にとって最も重要な仕事が目に見えづらいという事と関係しています。

処方箋の受付から薬剤の交付まで調剤の過程において、薬剤師の仕事は直接的には目に見えない事が多く、技術的な部分は減っています。

以前の記事で薬剤師の手技が失われつつある問題について触れましたが、その記事を読んで下さった方の反応は大きく分かれるものでした。

それは、「調剤機器導入で手技は無くしていくべきだ」という考えと、逆に「手技喪失は憂いもある可能性がある事だ」という反応です。

この時私は手技の喪失を憂う論調で記事にしましたが、機器の良さもとても良く分かりますし、それ自体の良し悪しについてまでは特に言及していません。

しかし今後調剤機器の導入により薬剤師の手技が減っていく中で、薬剤師が薬剤師としての職能をしっかりと発揮できる力を身に着けなければ、なおさら本当に単なる「袋詰め」と捉えかねないのではないかと感じるのです。

処方箋鑑査もコンピュータによるチェック、調製は機械、できあがった薬の鑑査も機械、説明も機械、そうなるとどこに薬剤師が介入するのかさえ分からなくなってきます。

もちろんそこまで莫大なお金を掛けて設備投資をする事は難しいものの、相当程度はコンピュータ(ロボット)が担う事ができてしまいそうですし、人件費を考えれば1つの薬局に1億円でもそれほど高い投資では無いのかもしれません。

そうなった時、袋詰めさえする必要がなくなるのではと考えると背筋が冷たくなる気さえしてしまうのです。

薬剤師を“頭脳労働者”としか考えていない薬剤師がAI(Artificial Intelligence=人工知能)にとって代わられてしまう事はたやすい事です。

体力勝負でもある在宅業務を推し進める事が、今できる薬剤師の仕事の見える化の第一歩なのでは無いでしょうか。

在宅業務を敬遠するという事が、薬剤師の職能を自ら狭め、いや、将来的には袋詰め以下に貶めるかもしれない事を自覚する必要があると思うのです。

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