管理薬剤師の仕事

かかりつけ薬剤師のノルマがきつい!大手チェーンは結構つらい話

いつからこんな働きづらいような、かかりつけ薬剤師のノルマに追われる薬剤師がいるような保険薬局の環境になっちゃんたんでしょうね。

調剤報酬点数のつけ方が働き方改革に逆行してます!

あなたの働く薬局は大丈夫ですか?ノルマを「目標」と置き換えるような会社で働き、消耗していませんか。

ほんの数年前まではこんなことは無かったと思んです。患者さんのために、喜んで貰えるように薬剤師として仕事をすれば良かった。

「かかりつけ薬剤師のノルマに追われるって普通なのかな・・」

「ノルマに追われてつらい・やめたい」

「そんな薬局には転職したくない」

そんな疑問を持ってる薬剤師に、少し読んでもらいたいなと思います。

かかりつけ薬剤師のノルマはきつい

かかりつけ薬剤師を初めとして、薬剤師として責務を果たしているのか。それが数字で測られるようになった時、「ノルマ」になってしまいましたよね。

特に名だたる?大手チェーンに多いようなんです。

薬剤師として仕事をした分、保険点数に反映されるのは良い事。でもそれが患者さんのためではなく、経営のためだと感じていませんか?

一部大手チェーンでは、患者さんのためとは言えるようなモノではなく、ほとんど営業ノルマに近いようなタスクが課せられて行くようになりました。

かかりつけ薬剤師の同意書取得を何件!算定を何件!そういった環境にないでしょうか?

ツイッターから拾ってきた声、これ2年以上も前なんです。

今でもこんなありえない声も。

他薬局への応援をしつつ、かかりつけノルマ100人で達成しないとボーナス減らされる……

いくらなんでもブラック過ぎやしないでしょうか……

かかりつけ薬剤師のノルマなんて笑えません。同意書取得だけじゃなく、その後の患者さんへのフォローなんてできる訳ないんです、何十人も。

もちろん誰も100%の対応なんて出来るものじゃないと思うものの、やっぱり24時間対応という所につらさ、きつさがあるなぁと思っています。

そもそもこういう所で働く薬剤師って、「患者さんのため」に、かかりつけ薬剤師を取り組めているんでしょうか・・・。とっても疑問ですよね。

ノルマのきっかけは後発医薬品→かかりつけ薬剤師

調剤報酬上、後発品医薬品に対する取り組みが評価されるようになったのは、2002年から。その時は「後発品医薬品を調剤した場合に、1調剤あたり2点を加算」という何とも小さなものでした。

その頃を思い返してみると、後発医薬品に対し、薬剤師である自分が何か特別に取り組みをしていたかというと、あんまり記憶にないんです。

処方の中にもともと後発医薬品が含まれていたら「2点だ~!」くらいの感じだったように思います。それぐらいの温度感。

なぜなら当時は業界全体、まだ製薬企業もとても景気が良かったんです。

いわゆる薬価差益という事を考えると、患者さんのために自己負担を軽くすると言うただ一点、それが後発品を勧める理由でした。

そう、患者さんのため。

それ以外で後発品を薦めるなんていうことは無かったし、その当時は後発品への変更は疑義照会をする必要があった事もあり、少し取り組みづらいものでした。

昔は、後発品変更にも疑義照会が必要だったんです!

また、後発品の「ブランディング」なんかは、ほとんどと言っていいほどなく、疑義照会してもNGなんてことは日常茶飯事。医師も非協力的でした。

いまだと、AGだとか、飲みやすいとか、剤型に工夫されていますけどね!

GEについてはその後数年間目立った動きは無かったものの、2008年に初めて、後発医薬品調剤体制加算が新設されたんです。

またそれ以降の流れの中で、処方箋様式が見直されたり(後発不可とかですね)、疑義照会の必要が無くなったりと、マイナーチェンジが2年ごとに繰り返され、今にいたります。

マイナーチェンジも10年以上続けば、いつのまにかほぼフルモデルチェンジと言える状態とすらなっていました。

その間、ひたすらまじめに、薬剤師はジェネリック医薬品の促進に取り組んできました。きっかけはノルマなんてものじゃなく、あくまで患者さんの為だったんです。

参考:後発医薬品の数量シェアの推移を厚労省のデータ(pdf.ファイルが開きます)

大手チェーンで増え続けるかかりつけ薬剤師のノルマ

かかりつけ薬剤師をはじめとする、ノルマが増えてしまった背景、それは何だか理解していますか?ちょっとは知っておいた方がいいかと。

例えば後発医薬品への取り組みは、増え続ける社会保障費という課題の中で、徐々に「必ず推し進めなければいけない課題」となってきましたよね。

後発品への取り組みはもうね、仕方ないと思うんです。社会全体の問題なので、やらなきゃダメですよね。それは仕方ない。

ただその副作用として、2000年代中ごろまでは日本の産業牽引役の一翼を担っていた製薬企業も、合併やリストラを幾度となく繰り返す事となってしまいました・・。

MRの将来も危うし、、!!というか、もう結構きついですけど。

かたや、その数は増え続けていたにも関わらず、保険薬局はその中でずっと堅調な業績を維持してきました。

アインや日本調剤、ウエルシアなどずっと右肩上がりで成長し続けていますよね!

ただ、2010年代に入ると保険薬局のもうけ過ぎ批判が出始め、医薬品・医療業界を取り巻く環境は、どの場所においても逆風が吹き荒れる事になってしまいました。

そんな「薬局のあるべき姿」が変化していく中で、調剤報酬の枠組み自体、後発医薬品のみならず、様々な取り組みが求められるようになってきました。

患者さんの情報を一元管理が出来るような、かかりつけ薬局という事ですよね。

かかりつけ薬剤師のあるべき姿

薬局のあるべき姿、かかりつけ薬局。それが地域包括ケア、多職種連携を推進するための、かかりつけ薬剤師という制度に繋がるわけです。本当はノルマじゃないんですよ。

繰り返しますけど、かかりつけ薬剤師ってノルマがつらいとかそういうモノじゃないんです。本来は患者さんのためのもの!

それを理解せずに「かかりつけ薬剤師」の取り組みをしてる、させられてるとしたら、結構思考停止の社畜状態です。

でも新卒でそういう大手チェーンに入社しちゃったら、他の薬局を知らないし仕方ないのかなぁ。働きやすい所って多いんですけどね。

まぁ深く考えない方が楽なんです。こういうのって。思考停止は楽ですし、特に多くの若い薬剤師はそうなってます。

でもしっかり真面目に薬剤師という仕事に携わりたい、そう思ってる人ほど、かかりつけ薬剤師のノルマに疲弊してしまってる現実があるんですよね。

ちなみに私も結構大手チェーンに勤めてるんですけど、ノルマなんて無いです。20人くらいはやってますよ。でも20人でさえ、しっかりフォローするのは結構大変です!

調剤報酬上の課題もあり!

後発医薬品体制加算をはじめとして、基本的に、これまで調剤報酬は「これをやったらプラス○点」というような形で評価がなされてきましたよね。

しかしそれも変わりつつあって、徐々にではあるものの「減算」という概念が導入されはじめました。

妥結しなかったらマイナス、後発医薬品に取り組まなかったらマイナス、集中率低かったらマイナス。それは自然な流れなのかもしれません。

でも、薬局で働く薬剤師の負担は、働き方改革や生産性の向上などとは程遠く、どんどん増える一方ですよね。

もしあなたに「かかりつけ薬剤師のノルマ」が課せられてるとしたら、働きやすさに逆行する最たるものですよね。

たちが悪いのはね、かかりつけ薬剤師をノルマじゃなくて「仕事の目標」って表現を変えて取り組まされてる事。

一部のそうした大手チェーンに新卒で入社した薬剤師の場合、その環境しか知らないので結構かわいそうですよ。ぴえん。

こうしたノルマでつらいような薬局は転職を考えている薬剤師なら、職場見学や情報を手に入れての求人探しが大切。

また正直な所、かかりつけ薬剤師のノルマがきついなんていう会社で働く意味は無いです。外の世界も見てみましょう。

もちろん、50件でボーナス50万アップ!とかなら別です。成果に対する報酬があるわけですからね。

ここまで読んで「そんな薬局は避けたいな」「あぁおかしな働き方をさせられてるかも」っていう場合は、働き方を見直すべきです。そんな会社に、ずるずると20年以上もいれますか?

働くって本来はそれなりに「やりがいがある」のが普通なんです。

まずは職場情報が閲覧出来る(例:マイナビであれば「職場カルテ」)求人サイトに登録する、また相談という形でも、マイナビ薬剤師などに登録し、働きやすい別の明るい世界を見てみる事が大切です。

もちろん、かかりつけ薬剤師のノルマが無い求人も紹介してくれます。

またマイナビ以外でも、以下のような求人があります。やっぱり「かかりつけ薬剤師つらい・やめたい」という薬剤師は多いんですね。

上記は、ファルマスタッフの求人で、ニーズに即した求人提供をしています。

収益確保には「かかりつけ薬剤師ノルマの達成」が必要

厳しくなる保険薬局の経営環境の中で、大手チェーンを中心に、かかりつけ薬剤師のノルマとも言えるような取り組みがなされています。

重複投薬・相互作用防止加算を月に100件算定。かかりつけ薬剤師は50人獲得、算定率3%。後発品算定率は85%。etc…

こういった事は本来患者さんのために行われるはずであったもの。でも、単なる保険薬局収益獲得のために行われている状況が生まれてるんです。

後発品の変更などは、一部かなり強引な手法がまかり通っているものの、この問題のたちが悪いのは、後発品普及、それ自体は国が求めているという事ですよね。

もちろん患者さんへの説明なしに後発品へ変更してしまう事は説明義務を果たしていない事であり、ルールを逸脱した行為です。

しかし、患者さんから「勝手にジェネリックにするな!」とクレームが起こる事はあっても、それが悪事のような捉え方でニュースで報じられるような事は無いんです。なにせ、社会の取り組みなのですから。

ノルマだなんて、私はドラッグストアの時にOTC販売ノルマを経験しただけでもう十分だったんですが、これはもう逆らうことはできそうもありません。

大手チェーン薬局薬剤師に課せられたノルマ、今後ますます厳しくなっていくかもしれませんね。

大手じゃなくても同じでしょうが!と思う人もいるかもしれませんが、会社全体の受付回数が大きいと、基本料が下がってしまう調剤報酬体系です。

基本料が下がった分は、「加算」をどんどん取っていくしかないんです。

いや、たまごが先か、ニワトリが先かの問題であって、それが結果として患者さんの利益につながれば良いのかもしれません!

そうして保険薬局の利益にもつながり、働く薬剤師に大きく還元されないまでも、安定的な雇用や年収・時給を維持していくためには欠かすことのできない取り組みとなっています!

っていうのは経営者側の発想でしょうねー・・・。

かかりつけ薬剤師って患者さんにメリットあるかな~??どんな患者さんにだって、私なら同じ対応しますからね・・・。

しかし、そういって自分自身を納得させようとしても、やはり昨今の薬局での取り組みと言うのは、少し異様に感じてしまいますよね。

つまり、やるべき事をやらない薬局が淘汰されるという事とは、本質的に異なっていると思うのです。

つまり、かかりつけ薬剤師頑張るって、意味ないんじゃないの?っていう事。だって患者さんのためになってないもん。負担金増えるし。

100歩譲って「患者さんのために24時間対応!」って頑張ったって、そして会社のために頑張ったって、いつかは「加算というはしご」が外されてしまいますよね。

何年か先、保険薬局の存続が危ぶまれてしまう事は目に見えているだけに、今出来る事はすべからく遂行していく必要がある。

ただこれもね、経営目線であって、私たち現場で働く薬剤師には目の前のニンジンにすらなてないんですよ。単なるタスク。そしてやっぱりノルマ。

2020年の調剤報酬改定、引き続き薬剤師が抱えるノルマは大きなものになりそうですよね。まぁ適当に頑張るか、会社を変えるかしたいものですね。

独身の人は転職が気軽でいいですよ。私なんて結婚してローン抱えて身動きとれず悲惨。まぁ今の会社はノルマないからまだマシかな。

40歳も半ばなると結構身動きとりづらいなぁ。

2022年の調剤報酬改定までには転職しておかないと悲惨。

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